出版社内容情報
運命――ツァオベラー国には、神に祝福された恋人たちに揃いの紋様が現れるという古い伝承がある。
公爵家次女のフェリシアは、婚約者の【運命】の相手が姉であり、あろうことか、今後は王妃の立場として姉を支えてほしいと告げられる。
婚約解消のうえ職業婦人として自立できるよう、周囲を説得する準備を整えるため5日間部屋にこもっていたが、扉を開けた先はなぜか500年後の世界!?
ツァオベラーから2代後の王朝にあたるルーモス帝国の殿下・リアンから状況を聞くうちに、時超えの原因や、【運命】に隠された真実に思い至り――
国も家も滅んだ遥か未来の新天地でフェリシアの第二の人生が始まる!
【目次】
1章 お姉様に恋した、私の婚約者
2章 5日間部屋に篭っていたら500年が経過していました。
3章 【運命の人】制度には、裏がある
4章 過去への時間旅行
5章 【嘆きの魔女】という称号
6章 恋は物事を円滑に進めるための起爆剤



