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出版社内容情報
母親との諍いによって家出した戸川さんを、我が家で保護することになった夏休み。当然家には夫がいるが、そんなことは関係ない。あんな親の元に、この子を返したくない。手放したくない。私の、戸川凛を。
そうして始まった日々は、あまりにも甘い毎日だった。
「駄目……夫が、いるのに……」
何も知らない夫、不倫相手の女子高生、そして淫行教師の私。こんな関係はいつまでも続けられない。私の罪が露になったとき、残されるのは破滅しか想像できなかった。だけど――。
どれだけ酷くても、どうしようもなくても、最愛を求めて足掻く。女教師と女子生徒の恋愛小説、最終巻。
【目次】
内容説明
母親との諍いによって家出した戸川さんを、我が家で保護することになった夏休み。当然家には夫がいるが、そんなことは関係ない。あんな親の元に、この子を帰したくない。手放したくない。私の、戸川凛を。そうして始まった日々は、あまりにも甘い毎日だった。「駄目…夫が、いるのに…」何も知らない夫、不倫相手の女子高生、そして淫行教師の私。こんな関係はいつまでも続けられない。私の罪が露になったとき、残されるのは破滅しか想像できなかった。だけど―。どれだけ酷くても、どうしようもなくても、最愛を求めて足掻く。女教師と女子生徒の恋愛小説、最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
18
母親との諍いで家出した戸川凛を我が家で保護することにした女教師・苺原樹。そこからあまりにも甘い夏休みの毎日が始まる第3弾。当然家には夫がいても関係ない。あんな親の元に凛を返したくない、手放したくない。樹がそんな狂おしいまでの想いを抱く一方、先生への想いを隠そうともしない凛。そんな状況や出される食事の味付け、見たこともない妻の表情に全てを悟ってしまう夫。ここからド修羅場に陥ってもおかしくない状況を飲み込んだ夫の潔さに助けられた感はありましたけど、真面目そうに見えて欲望のままに突き進む樹の覚悟が圧巻でした…。2025/09/11
真白優樹
7
母親の元から家出してきた凛を自宅で保護する中、樹の思いが暴走する最終巻。―――例え破滅が待つとしても、もうこの手は離さない。 覚悟を決めた樹がいっそ開き直ったように破滅への道を突き進んでいく巻であり、それぞれの思いが巡る先に意外と平和な結末が待っている巻である。多くのものを失い、故郷も信頼も失くし、だが柵も捨て去って。故郷から遠く離れた町、穏やかな時間を二人で。それは破滅の景色なのか、否、そうとは言えぬだろう。はた目から見れば間違っているかもしれない。それでも幸せだから。 うん、面白かった。2025/09/14
椎名
7
完結。誰が何と言おうと文句無しのハッピーエンドだろう。いや、多分誰が何と文句を言ってきてもいい、と全てを崩壊させて突っ走ったからこそのエンディングなのだ。わたしより先に奪っていった、そして後からわたしが奪った、だからお互い様だという戸川さんの旦那への感情が良かった。二人の関係性、心理描写はもちろん良かったのだが、不倫相手と旦那と同居するという異常な状況下においての旦那と戸川さんの微妙な空気感が絶妙。ちゃっかりその家の匂いを自分のものにしてしまう戸川さんの容赦のなさ勝ちという感じだ。最高でした。2025/09/13
とってぃー
7
女教師と女子生徒の不倫百合完結巻。夫も含めての共同生活で、もう隠す気さらさらないの笑う。夫の心理描写が初登場、別視点で先生が戸川さんに恋してる様を見れてゾクゾクしました。夫の悔しさや悲しさが不倫という事実を色濃くしていて良かった。今までは隠れてという感じが、明け透けになって近づいたことでさらに深まる欲望が忠実に描かれ、手に負えない様が2人だけの関係を物語っていました。全体を通して、常識より戸川さんを優先が好き。本作は寝取られ要素ありなので忌避感を抱くかもしれないが、心理描写ピカイチの最高の百合ラノベです。2025/09/11
leo18
5
完結。ある意味真っ直ぐに2人の想いを貫いた。見事。最後まで名前の出てこない旦那さんの扱いが可哀想になるな。前川さん、前川サンってこと?2025/09/17
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