- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
帝都を守護する最後の陰陽師・比良坂拝音と怪異を見る目を持つ千曳泉。訳あって夫婦となった二人の仲は、百怪祭を経て深まるばかりだった。
そんなある日、拝音の元婚約者・沙庭巫美子の式神が二人の前に現れ、幽世に消えて亡くなったとされていた巫美子が生きており、現世に連れ戻せるかもしれないと告げる。
巫美子の代わりに結婚した泉は、彼女を助けたい気持ちと拝音への恋心の間で揺れ動き、次第に二人はすれ違ってしまう。しかし、これにはある怪異が関係していて――。
【目次】
第一章 尻尾の生えた少年
第二章 二人の近代的新婚生活日記
第三章 友人は幽霊
第四章 千里眼対陰陽術
第五章 神託と決断の夜
第六章 通い合う思い
第七章 贈る言葉