出版社内容情報
「新しい時代の桜並木さんが現れた、って言えば伝わるかな」
『主役』への拘りが強くなったものの、もらえるのは悪役のオファーばかり。悩む由美子が次に共演するのは、千佳すらも唸るほど顔が可愛い、後輩アイドル声優の綿菓子モコで――。
「わたし、キャストは純粋な実力で決まるとは思ってないですよ」
新人なのに主役の経験を持つ彼女。ただ、売れているのは演技がすごいからじゃなくて、事務所のプッシュのおかげらしくて?
そんな時に声をかけてきたのは、モコのマネージャーの南雲だった。
「歌種やすみさん。カラメル・プロモーションに移籍しませんか?」
夢を追うからこそ悩み迷う、青春声優ストーリー・第13弾!