電撃文庫 悪夢と踊るな子供たち―ブギーポップ・ナイトメア

上遠野 浩平【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 15cm
• 商品コード 9784049164053
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

Boogiepop Nightmare"There Will Come Purple Rain"
　あなたは心から大切に想ってる人を「君はその人が好きって訳じゃないんだな」って言われたらどう？　たとえ相手が死神ブギーポップでもそんなの許せると思う？　私は許さない、絶対に──自己嫌悪に囚われた少女織機綺が激怒するとき、街には異形の"雨"が降り終末への扉が開く。かつて最強によって滅ぼされたはずの悪夢が甦り、人々から未来が奪われていく。
　世界が展望を失って蒼白と化し、すべてが"可能性のスキマ"に堕ちていく中で、罪を犯した若き玖良々三兄妹はこの無間地獄を解き放って皆を救うことができるのか。人類を監視する者は陰からその苦闘を見つめている……


【目次】

Introduction
１，愚を欺き、悪に迷い……
２，情は歪み、恋は溶け……
３，雨に濡れ、影が迫り……
４，渦に落ち、扉は閉じ……
５，謎は失せ、真も消え……
６，天は廻り、人は沈み……
７，嘘は軽く、足は重く……

内容説明

あなたは心から大切に想ってる人を「君はその人が好きって訳じゃないんだな」って言われたらどう？たとえ相手が死神ブギーポップでもそんなの許せると思う？私は許さない、絶対に―自己嫌悪に囚われた少女織機綺が激怒するとき、街には異形の“雨”が降り終末への扉が開く。かつて最強によって滅ぼされたはずの悪夢が甦り、人々から未来が奪われていく。世界が展望を失って蒼白と化し、すべてが“可能性のスキマ”に堕ちていく中で、罪を犯した若き玖良々三兄妹はこの無間地獄を解き放って皆を救うことができるのか。人類を監視する者は陰からその苦闘を見つめている…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[秋良]

個人的にはこのシリーズは完結しなくていい。今回もあらすじの書けない、いつものブギーポップだった。絢が正樹に気持ちをぶつけたのが唯一の進展かも。あとは「既に終わっていること」や「まだ起きてないこと」に人間が振り回されるというか何というか、うん、いつも通りだ（笑）久しぶりに登場したメローイエローが元気に焼きそばパンを食べているのにほっこりする。それにしても帯にある、シリーズ全巻重版達成はすごい。今の10代もブギーポップ読むの？

2025/07/24

[毎日が日曜日]

★★★+

2025/07/25

[藤崎]

今回は、織機綺と谷口正樹と、オキシジェンだの毎度しれっと出て来るみなぽんだの前回めっちゃ思わせぶりに語られてた「サンタ・クララ」だの、あれこれぐるぐる現れて大騒動。というか前回の「裂け目」とは違う・・・ような似たような形で虚空牙案件になっててこれ密かにだいぶギリギリだったのでは・・・そんな中、「邪悪すぎて寒気がするな。なんておぞましいんだ」とか評される最強さんにほっこりしてみたり。そんな感じで、正直規模が大きすぎて把握しきれないような、ただ単にあの二人がちょっと進展しただけのような、不思議な形のお話でした

2025/07/10

[まつだ]

今年もブギーポップ新作が読めました。全体的になつかしい雰囲気と、私がさっぱり物語の大筋を追えていないとわかったくらいでしょうか。

2025/07/20

[crow]

★★★☆

2025/07/25