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出版社内容情報
針小棒大に記事を書く記者。
二枚舌で我が身の利益だけを追求する中間業者。
怪異を利用し、従業員を慮るフリをして仕事を取り上げる雇い主。
欲望に翻弄されるモノたちの声を聴く店主・馬酔木は、今日も淡々と仕事をこなす。
しかし、箱根崎の持ち込んだ「器」を手にした馬酔木は
「当店はこれにて『営業』を終了します」と告げ、一瞬で店ごと消えてしまう。
馬酔木を失った町は、変わらない日々をまた繰り返すように思われるが……。
時と場所を超えた日常に潜む幻想怪奇譚、完結──!!!
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