- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
伯父の旅館を手伝う僕は、今日も藤壺ひまり御一行様をお迎えに行く。――今日も?
ひまりの髪飾りだけが「昨日」と違ったから気づけた。僕とひまりが、同じ一日を繰り返していることに。
永遠に続く離島の夏。僕をからかっては困らせるひまりに、いつしか僕は恋をした。僕らが想いを確かめ合った時、ひまりは悲しそうに告げた。
「君はやがてループを抜けて、その記憶を失うの」
いつか終わる二人の恋。その結末に、抑えきれない感動の涙があふれだす――。
第31回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞の純愛ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
伯父の旅館を手伝う浪人生の入江渚沙。八月三十日を繰り返していることに気づいた彼が、友人と島に遊びにやってきた同じ日を繰り返す大学生・藤壺ひまりと出会うタイムループ小説。同じ状況、同じセリフを繰り返す中で、ひまりの髪飾りだけが「昨日」と違うことに気づく渚沙。永遠に続く離島の夏。彼ををからかっては困らせるひまりにいつしか恋をして想いを確かめ合った時、彼女に知らされる悲しい真実。いつか終わる恋に何とか抗おうとして、大切に綴られた想いを知って、未来で待つ彼のために乗り越えてみせたその結末がとても素敵な物語でした。2025/04/29
niku
1
★52025/05/01
活字マン
1
泣きはしないな!笑2025/04/30
-
- 電子書籍
- 夏目漱石の人生論 牛のようにずんずん進め