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出版社内容情報
渡辺風花はエルフである。
悩める高校生・大木行人が姿隠しの魔法を破ったことで、呪われしエルフの使命――『魔王討伐』に再び向き合うことになってしまった。
思い詰めた表情の“エルフの渡辺”に気を揉む大木であったが、風化は突然「お泊りしたい」と言いはじめ……!?
「……ま、魔王討伐に、必要なことだから!」
そんなわけあるか! 謎多き少女の真意とは――。
エルフな君と過ごす日常系ファンタジー、お互いに向き合う第2弾!
内容説明
ファインダー越しの視えない恋と真実。渡辺風花はエルフである。悩める高校生・大木行人が姿隠しの魔法を破ったことで、呪われしエルフの使命―『魔王討伐』に再び向き合うことになってしまった。思い詰めた表情の“エルフの渡辺”に気を揉む大木であったが、風花は突然「お泊りしたい」と言いはじめ…?「…ま、魔王討伐に、必要なことだから!」そんなわけあるか!謎多き少女の真意とは―。エルフな君と過ごす日常系ファンタジー、お互いに向き合う第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
18
風花の正体を知り関係を仕切り直すことになった行人。しかし風花が呪われしエルフの使命『魔王討伐』に再び向き合うことになってしまう第2弾。行人が姿隠しの魔法を破ったことがバレてしまい、監査の査察が入ることが風花の母・涼香よりもたらされ、一方で行人の撮った風花の写真が注目を集める中、天海先輩に部活の写真撮影を要請されたり、行人の家が空き巣に入ったりもして、あれこれやきもきする風花の言動が振れ幅大きすぎて微笑ましかったですね。魔王討伐方面で追い込まれた風花でしたけど、その魅力的な姿を切り取った写真は印象的でした。2025/04/10
真白優樹
9
異世界の監査隊に行人の存在がバレてしまう中、風花が思い悩む今巻。―――好きになったのはどちらか、その答えはきっと。 魔王討伐、というのをどう行うのかというのも語られ実はこの世界にはエルフがまぁまぁいるというのが語られる巻であり、二人の自分の間で悩む風花が行人に対し行動を起こす、更に恋が始まっていく巻である。まだまだ道のりは遠いけれど確かに近づいたその思い、その裏で持ち上がるのは行人の特異性への疑問。果たしてもし、その推測が真実だとしたら。魔王討伐、の行方はどうなってしまうのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/04/13
chirako
7
主人公2人の恋愛が進んでエルフに踏み込めば踏み込むほどファンタジーを読んでる気分がどんどんしなくなる2だがだがそこがいい。1巻でチラっとしか見せてなかったヒロインヒロインが中身を出せば出すほどファンタジー読んでる気分がなくなるエルフの物語。1巻と違うヒロインを読んでるような気持ちになるけど、告白して相手に踏み込んだら自分の知らない彼女ばかりが出てきたとか恋愛にありがち。エルフ界隈の謎解き(?)と自分の知らない彼女に気持ちが振り回される男の子の物語が同調して進むのが甘酸っぱくてよかった。2025/04/29
leo18
7
ラブコメとしてもエルフと人間界の関係にしてもだいぶ展開がスローだなという印象。風花のかわいさは光るがもっと話を動かして欲しいかな。2025/04/19
たまご
7
渡辺がめっちゃ可愛かったです。行人に対する嫉妬心は明らかに増してきており、若干ヤンデレ感があったけどそこも最高です。物語の核となる魔王討伐に関しては二つの意味があり、紛らわしいんだけど面白かった。行人とカメラの謎、魔王の正体など分からないことだらけですが、ほんと読んでて飽きません。しかし通常の渡辺とエルフの渡辺、どちらも捨てがいですね。少しずつエルフバージョンにも惹かれる行人…。魔王討伐や不穏な展開もあるけれど、基本軽快に読ませてくれます。行人の突っ込みで笑い、渡辺の寝息に癒される。続きもぜひ読みたい。2025/04/15