出版社内容情報
幼い頃に祖国を滅ぼされ、敵国ローラン帝国に捕虜として囚われている王女ロヴィーサ。
彼女にはかつて伝説のドラゴンと心を通わせることができたという亡国デルネイドの王族の血が流れているという秘密があった。彼女が十歳になったある日、ローラン帝国皇帝の即位五十年を祝う式典の余興として晒し者にされ、屈辱に震える彼女を救ってくれたのは、ローラン帝国の属国であるユーボルトの王子イデオン。
初めて出会ったはずなのに、彼に強く惹かれてしまうロヴィーサ。扉越しにお互いの想いを確かめ合う二人だったけれど……。そして時は流れ、ローラン帝国皇帝ボリバルのお飾りの妃となり、ドラゴンを呼び寄せることを命じられたロヴィーサだが……ある夜、城が襲撃され彼女は攫われてしまい?
「――あなたは私を裏切った」略奪したロヴィーサを激しく求めたのは――王となったイデオンだった!
この愛が大陸の運命を左右する――。伝説のドラゴンを巡る、超エロティック&壮大な溺愛ラブロマンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
5
ドラゴンと人間が共存していた過去を持つ世界で、ドラゴンと親しかった王国の生き残りの王女ヒロインが、帝国の王の捕虜となっていて、みたいな始まり。虜囚の身のとき他国の王子とお互いに惹かれ合い再開の約束をし、実際に再会してからはイチャイチャしまくっていたけど、国同士の争いやらドラゴンのことやらいろいろ挟まれるあいだにエロという感じで話は進んでいく。最後は二人の子供たちがヒーローの成し遂げたかったことをするという感じのエピローグだった。ヒロイン、ヒーローともに苦労人なので平和になってよかったねという感じ。2025/04/19
ルーシー
5
ドラゴンと心を通わせることができる竜人の末裔であるヒロインはドラゴンを狙う大国に祖国を滅ぼされ幼い頃から虜囚となっていたが何者かによって攫われてしまい…。 長編なのでヒロインとドラゴンの絆の強さやヒーローとの深い愛情、登場人物たちの描写も丁寧でとても素敵なお話でした。2024/11/27
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