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出版社内容情報
厨師、香織。身分違いの恋をする。
転生先の中華風異世界で、香織が開店した食堂は大繁盛。毎日香織の手作りご飯を食べたい耀藍との距離も近づくが、いずれ朝廷に上がる彼との別れを予感し、切なさを胸に秘めていた。
そんな折、都では塩を喰う怪異「白い妖」の被害が広がり、塩不足に。耀藍と共に妖退治に繰り出すが……。さらに花街では、香織の主婦力が試される新たな試練が待ち受けていた!
中華転生お料理譚、下巻。書き下ろし「秘密のオヤツを秘密の場所で」収録。
内容説明
転生先の中華風異世界で、香織が開店した食堂は大繁盛。毎日香織の手作りご飯を食べたい耀藍との距離も近づくが、いずれ朝廷に上がる彼との別れを予感し、切なさを胸に秘めていた。そんな折、都では塩を喰う怪異「白い妖」の被害が広がり、塩不足に。耀藍と共に妖退治に繰り出すが…。さらに花街では、香織の主婦力が試される新たな試練が待ち受けていた!中華転生お料理譚、下巻。書き下ろし「秘密のオヤツを秘密の場所で」も収録。第9回カクヨムWeb小説コンテストプロ作家部門“特別賞”受賞。
著者等紹介
桂真琴[カツラマコト]
2022年に『華月堂の司書女官 後宮蔵書室には秘密がある』で角川ビーンズ文庫よりデビュー。本作で第9回カクヨムWeb小説コンテスト・プロ作家部門《特別賞》を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなりん
10
43歳主婦が事故で亡くなり異世界転生し、主婦料理で異世界でやっていこうと奮闘するお話下巻。五大貴族家で珍しい術使いの耀藍と異世界では身元不明な香織。お互いに惹かれ合っていくけど、身分や耀藍の宿命からそれぞれに想いに蓋をしたり距離をとったり、なんとももどかしい。色んな事件を通して一応想いを告げ両思いに。耀藍の宿命は解決していないのでスッキリとは終わっていない。webでは3章あるうちの1章だそうです。転生前の日本の家族のその後が描かれていて、香織への想いや気づきがあってよかった。 2025/03/02
栗山いなり
9
中華風の異世界に転生した43歳の主婦の奮闘を描いた中華ファンタジー小説の下巻。この作品から主婦というか料理の大切さを実感する次第で。『今日は心のおそうじ日和』でも感じたけど主婦も立派な職業だよなぁと思う。続編出そうと思えば出せそうだったし出るんなら是非読みたい2025/01/11