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出版社内容情報
「私、素直の中に戻るよ」
そうしてナオはいなくなり、私ひとりだけが残された。やりたくないことを〈レプリカ〉に押し付けて逃げてきた、〈オリジナル〉の私が。
ナオみたいに上手にやりたいのに、学校生活はうまくいかないことばかりで空回りしてしまう。
そんな中、アキと、真田と、佐藤と、りっちゃんと、そして吉井と関わっていくうちに、少しずつ変わっていく自分に気づいて――。
「私はもう、大丈夫」
素直がこの言葉に至るまでの日々を描く、第5巻。
【目次】
内容説明
「私、素直の中に戻るよ」そうしてナオはいなくなり、私ひとりだけが残された。やりたくないことを〈レプリカ〉に押し付けて逃げてきた、〈オリジナル〉の私が。ナオみたいに上手にやりたいのに、学校生活はうまくいかないことばかりで空回りしてしまう。そんな中、アキと、真田と、佐藤と、りっちゃんと、そして吉井と関わっていくうちに、少しずつ変わっていく自分に気づいて―。「私はもう、大丈夫」素直がこの言葉に至るまでの日々を描く、第5巻。
著者等紹介
榛名丼[ハルナドン]
静岡県静岡市出身。東海大学文学部日本文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
ナオが素直の中に戻り、残された素直が過ごした春夏秋冬の一年間を描く第5弾。これまでやりたくないことをレプリカのナオに押し付けて逃げてきた、オリジナルの素直の覚悟。ナオみたいに上手にやりたいのに、学校生活はうまくいかないことばかりで空回りしてしまう彼女が、それでもめげずにアキや真田、佐藤やりっちゃんたちを相手に、不器用でも前を向いてひとりひとりしっかりと向き合って、関係を再構築していく姿には確かな成長を感じましたね…。だからこそあの結末にも感無量でしたし、そんな彼女をフォローしてくれた存在も効いていました。2025/08/10
assam2005
18
サブタイトルが「side:original」。この巻はレプリカ・ナオがいなくなった後の素直の頑張ったお話。容姿は同じ、だけれどもナオとは違う人格。アキがナオだけを見たように、ナオではない、素直だけを見つけてくれる人と出会えるのか。ナオとは違う答えを出す素直はやっぱりナオとは違っていて、それに誰も気づいていないのにちょっと拗ねている感じが可愛い。ナオに逃げるのではなく、素直自身が解決する。たくさんの問題を乗り越え、自信がついた素直はナオにちょっとだけ似ている気がする。2025/08/10
なみ
16
レプリカのナオを生み出したオリジナル、愛川素直の物語。 色々な人たちと関わりながら、ひと回りもふた回りも成長した素直が見られて良かったです。 もはや主人公レベルの活躍を見せる吉井が格好良かった! とても素敵な関係性を築いた彼らを見て、思わず泣きそうになりました。 青春ものとしても、恋愛ものとしても、すごく綺麗にまとまっていて、読後感も最高でした。 短編集も出るとのことで、楽しみです!2025/10/06
ほたる
16
オリジナルの愛川素直を描いた物語。レプリカのナオからも受け取ったそのバトンで高校生活を過ごしていく。自分のことが好きになれないこともあるけれど、見てくれている人はいる。それに気づくことができるのは、この上なく嬉しいことなのだろう。2025/08/10
みやしん
15
面倒事を押し付けていた影武者はもういない。今巻はほぼ主人公が独り立ちし恋を自覚する流れだが、正直え?彼じゃないの⁇となったのは小生だけではないと思われる。レプリカとは一歩進んだ自分とたどり着き、最後にもう一度顕現させるがそれは自分からの、そして同時に自分をもレプリカからの解放の物語だった。2025/10/03




