出版社内容情報
エレアの死を知り暴走した“世界詞”討伐作戦が開始。キア、クゼ、メステルエクシル、ツー、ウハク。高速で走行する列車の上、奇しくも五名の運命が交叉する……。
また、上覧試合を成立させ、女王暗殺を目論むクゼ。対戦相手は、即死させてなお蘇生するメステルエクシル。相性最悪の第十一試合の果てに待つものは――。
生命停止の理・静かに歌うナスティークvs際限なき命の論理・窮知の箱のメステルエクシル。
内容説明
エレアの死を知り暴走した“世界詞”討伐作戦が開始。キア、クゼ、メステルエクシル、ツー、ウハク。高速で走行する列車の上、奇しくも五人の運命が交叉する…。また、上覧試合を成立させ、女王暗殺を目論むクゼ。対戦相手は、即死させてなお蘇生するメステルエクシル。相性最悪の第十一試合の果てに待つものは―。生命停止の理・静かに歌うナスティークvs際限なき命の論理・窮知の箱のメステルエクシル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
38
魔王が死んだ世界、新世界の象徴たる英雄を決める六合上覧試合も残る英雄候補は六人。過程で削ぎ落とされた者、暗躍する者、復讐の為にただ破滅に邁進する者。張り巡らされた策謀の糸もズタズタ、思惑通りにいっている者などひとりもいない。今回は即死の能力を持つ“通り禍”のクゼが主役。属する教団を救う為に、試合で女王暗殺を目論む心優しい騎士が挑むのは、不死のゴーレム・メステルエクシル。勝敗ではなく暗殺が狙いのクゼの刃は届くのか。死なずに済む主要キャラが増えたのは救いだが、凶悪な魔王候補者たちもまた、物語を掻き回していく。2025/01/16
イツキ
6
クゼの孤独で報われない道行きが多少なり救われたように感じられる巻でした。メステルエクシルの情緒的な成長も印象的。そして試合外で状況が静かにかつ致命的に変化していていつ爆発するのか気になるところです。ソウジロウのブレなさも良いです。2025/01/02
不璽王
2
二回戦全試合終了。試合どころじゃねえが2025/01/18
椅子
2
80点2024/12/24
sugsyu
2
久々の修羅構文がこんな最悪な響きになるとは…。広域洗脳能力持ちが、物理的にも強いのは、環境後半で投入されるぶっ壊れユニットらしくてズルい!(端からそういう奴ばっかりじゃねーか、という話ではある)。当初は権謀術数・人心操作でブイブイ言わせてた主催者側が、もはや厄ネタと厄ネタが対消滅してくれることをお祈りするだけに成り下がってるのが哀れというか自業自得というかロスクレイ蘇れというか。前巻の破滅的オチからすると以外と穏当な流れ(破滅が伸びただけとも)だが、なんにも解決しないまま爆弾が次々点火されていく状況。2024/12/17