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出版社内容情報
実は俺らの世界は、密かに滅んでる真っ最中らしい。上野の不忍池に潜む異形、エッフェル塔に張りつく巨大カタツムリ、どう見ても美少女な魔王……。
そんな正体も数すら不明のオカルトチックなナニカ――“終末”によって。
けど世界の裏では、それに中指立てて闘ってる少年少女がいたんだ。
「あはっ☆ 最強美少女ひかり様の前で神様ごときが頭が高いのだわ!」
「加減してください隊長、パリ市街が吹っ飛びます! 運が良ければ!」
終末を停止でもなく、根絶もできず、ただ停滞させるだけ。
それでも彼らは銃を取る。
なぜって? 彼らにとってはこれが日常茶飯事で、毎日がお祭りで、アオハルそのものだから!
元マフィアの下働きで『普通』に憧れてた俺だけど。ここなら楽しい学園生活ってのが始まりそうじゃないか?
内容説明
実は俺らの世界は、密かに滅んでる真っ最中らしい。上野の不忍池に潜む異形、エッフェル塔に張りつく巨大カタツムリ、どう見ても美少女な魔王…。正体も数すら不明のナニカ―“終末”によって。けど世界の裏では、それに中指立てて闘ってる少年少女がいたんだ。「あはっ☆最強美少女ひかり様の前で神様ごときが頭が高いのだわ!」「加減してください隊長、パリ市街が吹っ飛びます!運が良ければ!」終末を停止ではなく、ただ停滞させるだけ。それでも彼らは銃を取る。なぜかって?彼らにとってはこれが日常茶飯事で、毎日がお祭りで、アオハルそのものだから!元マフィアの下働きで『普通』に憧れてた俺だけど。ここなら楽しい学園生活ってのが始まりそうじゃないか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
41
正体不明のオカルトチックな終末で密かに滅びつつある世界。人の思考を読める少年・言万心葉が、それに抗う終末停滞委員会に加入する終末ファンタジー。崩壊に向かう世界を少しでも停滞させるために様々な「終末」と戦う終末停滞委員会。そこに自身も終末であるLunaとともに加入を許されて、未来への希望を見出しにくい戦いに身を投じていく心葉。個性的でぶっ飛んだ少女たちと絆を深めながら、テンポよく進むストーリーはなかなかカオスでしたけど、普通と青春に憧れる心葉が厳しい展開でも最後まで諦めない熱い展開はなかなか良かったですね。2024/07/10
こも 旧柏バカ一代
40
殺伐とした何でもありな世界だな。いきなりサイコパスな奴が出て来て悍ましい事を繰り返す。こういうのが人気になるんだと戸惑いながら読んだ。先か全く読めないのは魅力なんだろが、自身にはただの理不尽に感じてしまい戸惑ってしまった。コレは、頭が硬い自身には付いていけない。2025/01/28
彩灯尋
35
自己を犠牲にするほどの希望と勇気に満ちた主人公と、感情クソデカ激重メンヘラメイドの組み合わせなんて好きになるに決まってる…とても良かった。普通と青春に憧れる主人公が世界を終わりに向かわせる絶望のような存在と繰り広げるバトルはとても白熱していてスピーディーで格好良すぎたし、主人公とヒロインの関係性もこの世界観だからこそ抜群の魅力になる。キャラのイラストもデザインもとても好き。どこを見ても"好き"がたくさん詰まっている作品。2024/06/25
まっさん
30
★★★★☆ 実は俺らの世界はゆっくりと確実に滅んでいる最中らしい。他人の思考を読む事が出来、今まさに使い潰されその生涯を終えようとしていた心葉は、終末停滞委員会と称する謎の一員に救助される。エッフェル塔に張りつく巨大カタツムリや被ると狂ったように自死に走ってしまう泥の仮面など、多くの終末が世界中に跋扈する世の中で、今日も終末停滞委員会は世界の終末を停滞させる為に立ち上がる… これはめちゃくちゃ面白かったですね。 まず、キャラ紹介のヒロインであるLunaの「ピアスバチバチメンヘラ激重スモーカーメイド」→2024/08/29
わたー
30
★★★★☆読み終わってから感想を書く段階に至って、改めて何回か噛みしめてようやく作品への理解が深まっていくような、よく言えば密度が高い、悪く言えばごった煮な作品だった。他人の心が読めることでマフィアに飼われていた主人公。そんな彼が「終末」と呼ばれる世界を終わらせ得る超常の存在と、終末を使って別の終末を停滞させる組織と出会うことから始まる物語。ゼロ年代の学園異能バトルものラノベのような懐かしさを感じさせながら、アクの強い登場人物と外連味のある展開を立て続けにぶつけてきていて、情報量の多さで読者を畳みかけて2024/07/14
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