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出版社内容情報
その家には約束事がある。それは“決して一人で入ってはいけない”ということ――。
大学生の冬馬が夏休みに実家に帰省すると、父親から民俗学を学ぶ学生・雪穂のフィールドワークのためにある場所への案内役を頼まれる。そこは例の約束事がある家だった。目的地に向かう道中、雪穂は不思議な話をする。曰く、例の家には必ず誰か一人が囚われて、次の人が来ない限り永遠に出られなくなってしまう、というもので……。
――これは、家にまつわるひと夏の物語。
内容説明
その家には約束事がある。それは“決して一人で入ってはいけない”ということ―。大学生の冬馬が夏休みに実家に帰省すると、父親から民俗学を学ぶ学生・雪穂のフィールドワークのためにある場所への案内役を頼まれる。そこは例の約束事がある家だった。目的地に向かう道中、雪穂は不思議な話をする。曰く、例の家には必ず誰か一人が囚われて、次の人が来ない限り永遠に出られなくなってしまう、というもので…。―これは、家にまつわるひと夏の物語。
著者等紹介
静月遠火[シズキトオカ]
第15回電撃小説大賞“金賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
33
その家にひとりで入ってそこにいる誰かとかくれんぼをすると、入れ替わってしまう…なかなかスリリングなアイデアだと思ったのだけど、好奇心旺盛な小学生だけじゃなくて強盗殺人犯まで現れて、最後はほぼスラップスティックな大混乱に。ちょっと首を捻りたくなるご都合主義なところもありましたが、何しろ入れ替わりの激しい登場人物たちについて行くのがやっとでした😅2024/08/26
キナコ
31
ヒューマンホラー系。タイトル買いした一冊。その家に一人で入ると中にいる誰かと入れ替わってしまうという怪異。誰が入って、誰が出てきたかが分かってないと混乱しそう。結果的にはハッピーエンドなんだろうけど、探偵役の女の子の正体がもやっとしたかな。 怪異の条件と人物同士の関係を理解してないと何回か読み返しそう。2024/11/28
おうつき
21
ある空き家を巡る奇妙な出来事を描いた特殊設定ミステリ。良い意味で思っていた内容と違っていて、どっぷりと作品に没入できた。徐々にルールが明確になっていく後半部は何が起きているのかを把握するのにかなり頭を捻ることに。何が正しいのか信じられなくなってくるような、じわじわ効いてくるホラー要素もあり、ラストはゾクッとするような感覚に陥る。2024/09/08
kitten
20
久々の静月さんの本。昔、好きだったなと覚えてて、7年ぶりの新作かでたから読んでみた。うわー、これはいい意味で訳わからんなるわ。えーっと、何がどうなってどうなったんだ?最後の冬馬の提案はすごく面白かった。結局、白乃??って謎が残るけど、何回も読まないと解決しそうにないな。評価、星3.もうちょっと新作のペースあげてよ。次は5年後って何?2024/10/31
冬野
18
初読み作者さん。一人で入るべからずと言い伝えられた家にまつわる、ひと夏のサスペンス。冒頭から「詳細は不明だけど色々厭なことが起こってるな…」という不穏な気配が満載で、先を知るのが怖いのにどんどん読み進めてしまう。子供の心情の機微とか、農地の生活の描写がお上手だなと思う。家に囚われた人の予想は当たり外れが半々といったところ。途中でしてやられた!と思うシーンもあり、最後は脳内がこんがらがっていた。一回じゃ理解しきれないな…作者さん曰く特殊設定ミステリとのことで、ホラーが苦手な人にも薦めたい一冊。星:4.5/52024/09/08
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