電撃文庫 汝、わが騎士として

畑 リンタロウ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2024/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 15cm
• 商品コード 9784049155327
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　超常現象の使い手にして戦争の道具である『情報師』。平凡な情報師ツシマ・リンドウは、没落貴族の娘ホーリーをバルガ帝国から亡命させる仕事を請ける。しかしそれは、渦巻く陰謀の始まりであった――

　二人の逃避行は帝国正規軍だけでなく、帝国最強と名高い情報師『六帝剣』までもが襲撃してくる過酷な旅路となる。ただの没落貴族を相手に動き出す強大な力と影。その訳はホーリーの隠された正体にあった。

　圧倒的な強敵、幾重にも渦巻く陰謀、蘇る過去の因縁。膝を折るには十分すぎるほどの絶望。だが――それが、どうした？
　取引の関係でしかなかった二人が最後の誓いを交わす時、全ての絶望は消え失せる！
　騎士というにはあまりに遠い、異端の騎士物語。ここに開幕！！

内容説明

超常現象の使い手にして戦争の道具である『情報師』。平凡な情報師ツシマ・リンドウは、没落貴族の娘ホーリーをバルガ帝国から亡命させる仕事を請ける。しかしそれは、渦巻く陰謀の始まりであった―。二人の逃避行は帝国正規軍だけでなく、帝国最強と名高い情報師『六帝剣』までもが襲撃してくる過酷な旅路となる。ただの没落貴族を相手に動き出す強大な力と影。その訳はホーリーの隠された正体にあった。圧倒的な強敵、幾重にも渦巻く陰謀、蘇る過去の因縁。膝を折るには十分すぎるほどの絶望。だが―それが、どうした？取引の関係でしかなかった二人が最後の誓いを交わす時、全ての絶望は消え失せる！騎士というにはあまりに遠い、異端の騎士物語。ここに開幕！！第３０回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

没落貴族の娘ホーリーをバルガ帝国から亡命させる仕事を請け負った、コードを脳内に生成して戦う情報師ツシマ。護衛しながらの逃避行で二人が絆を深めてゆくファンタジー。港で帝国正規軍に待ち伏せされるだけでなく、帝国最強と名高い情報師『六帝剣』も襲撃してくる過酷な旅路となってゆくホーリーが抱える事情。否が応でも巻き込まれて強敵と対峙するツシマの秘めた実力が明らかになる一方で、彼女もまた覚悟を試される展開になっていて、雰囲気のあるキャラたちを惜しみなく投入して繰り広げられる因縁に決着をつけた二人の結末が印象的でした。

2024/04/10

[こも 旧柏バカ一代]

何とも王道な、、しっかり作り込まれている世界観の中で姫と護衛の2人っきりの逃避行。その姫を追ってくる帝国の特殊部隊がエグいくらいに強い。そんな追手から姫を護る主人公も前の大戦で活躍をしながらも心には大きなトラウマを持っており、そのトラウマから姫と姉を重ねて見てしまうとか、、ストーリー展開が上手いと感じてしまう。

2024/09/02

[まっさん]

★★★★☆ 超常現象の使い手･情報師。戦争の道具として扱われ、実力者は一騎当千の力を有する存在。平凡な情報師として活動するツシマ･リンドウは、没落貴族の娘･ホーリーを帝国から亡命させる依頼を受ける。しかし、二人の行く手には帝国正規軍だけでなく、帝国最強と名高い情報師･六帝剣までもが立ち塞がってきて… これはめちゃくちゃ面白かったですね。 電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作品。超常現象の使い手たる情報師が世界を席巻する世界で、とある少女を亡命させる為に運び屋のような役割を引き受けるツシマ。時折見え隠れする→

2024/05/20

[みやしん]

ファンタジー小説かくあるべし。受賞作らしく書きたい事柄を一冊にまとめてしまっているため外連味のある演出の数々がどうしてもアッサリしてしまう。少なくとも前後編ぐらいのボリュームにはなりそう。ラストバトルも因縁は理解できても今ここでやるか⁉となった。必然はあるからもっと物語の先に引っ張って欲しかったり。おそらくは本作を読まれた人達は各々、あーした方がこーした方が…と細部に思われるのではなかろうか？しかし、とりも直さずいそれだけ期待の裏返しでもある。

2024/05/06

[しぇん]

Kindle Unlimitedで。思ったより騎士役が、まともな人格だったなと。読みやすいファンタジー異能バトルに陰謀多めな話でした。さらっと読めたのが良かったですね。続く伏線思い切り残してますが

2024/09/14