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出版社内容情報
☆☆☆応募総数4467作品の頂点! 第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作!☆☆☆
貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。
捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。
厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。だが、〈人形鬼〉ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回し――!?
「ローグ君、一言でいいんだ。私に命令してくれよ。その男に魔術をかけろって。一言でいいんだよ。そいつの精神は崩壊するけど事件は解決するよ!」
魅力的な相棒(魔女)に翻弄されるファンタジーアクション!
内容説明
貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により“第六分署”へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、“首輪”によって魔力を制限された魔女たち。だが、“人形鬼”ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回し―!?「どうする、ローグ君?手段を選ばない方向で検討してみるかい?」魅力的な“相棒”に翻弄されるファンタジーアクション!第30回電撃小説大賞“大賞”受賞作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
79
大賞ということで毎年のように読むことにしたのだが、これ何が面白いのか理解できない。ワクワク感もないし感動もない。何人も魔女がいるとか言っておきながら出し惜しみなのか2人だし最後にようやく題名の意図が読み取れる。この内容で大賞ということに逆驚き。確かに書けるかと言われたら書けないが書き手の自分気持ちいいー!が強く読者は置いてかれてるよ。2024/02/22
よっち
30
上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属を命じられた捜査官ローグ。かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査するファンタジーアクション。魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増する皇国で、厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。相棒として組んだミゼリアたちに振り回されながら進める捜査で浮かび上がる思いもよらない大物の存在。そして魔女と呼ばれるゆえんも思い知らされる中で、それでも諦めずに立ち向かうローグと未だ謎も多い魔女たちのこれからが楽しみです。2024/02/09
みやしん
28
ハードボイルドギャルゲ(ヒロイン選択済み)風ラノベ。骨格は非常に伝統的な構造だからこそ、建材はジェネリックで建設は中堅職人がノルマをこなしたよ…みたいな印象。おそらく主人公の設定は作者の頭の中にはあるのだろうが、出し惜しみはいかがなものか。キャラクター造詣は凝っているのに、肝心要のヒロインからの好感度の根拠が不明。読みやすい文体ではあった。2024/03/25
わたー
27
★★★☆☆第30回電撃小説大賞の大賞受賞作。魔術が大衆化したことで犯罪率が増加した街を舞台に、かつて凶悪犯罪を犯したことで首輪に繋がれた魔女たちと共に、魔術に関係した事件を捜査していくバディ・クライムサスペンス。洋画の刑事モノをラノベに落とし込んだような印象を受ける作品で、著者が何を書きたかったのかは察することができるものの、それが十全に描き切れているかというと残念ながら疑問符がわく。ヒロインである魔女ミゼリアのキャラやウザ絡みは良かったのだが、彼女が主人公を、主人公が彼女を受け入れた理由や2024/04/12
和尚
23
キャラが立っているのもそうですけど、やはり面白い!ってなる物語は地の文からとても良いですね。 魔術が広がり、しかして秩序はまだ出来上がっていない世界で、主人公のローグは12人の強力な魔術を扱う魔女と呼ばれる大罪人の少女と共に犯罪者を捕まえる部署の署長に。 一筋縄では行かない魔女達を事件に関わりあう中で知っていく。 良き意味で展開もキャラも文体も懐かしい気配、昔ながらのライトノベルを感じました。 入り、中盤、終わりの流れ、それぞれのキャラクター含めてめちゃくちゃ面白かったです! 2024/02/10