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出版社内容情報
暮井先生との一件を経て、俺と桐原は一時的に離れはしたが元の“秘密の悪い関係”に戻った。ただ戻っただけじゃなく、互いへの想いをより深める形で。そんなとき、恩人で元カノの高神柚香――ユズが現れ、家に置いてほしいと頼み込んできて……。
葛藤の末、恩を返すために条件付きで居候を認めるも、ユズはよりを戻そうとあの手この手で誘ってくる。迷いの中で桐原にも相談できず、我慢だけが積み重なっていき――。
大切だからこそ、悩んで、抱えて、見えなくなる。それでもやっぱり大事にしたくて……。目を覚まし、桐原に解決策として相談したのは、俺と桐原の“同棲”だった――。
内容説明
暮井先生との一件を経て、俺と桐原は一時的に離れはしたが元の“秘密の悪い関係”に戻った。ただ戻っただけじゃなく、互いへの想いをより深める形で。そんなとき、恩人で元カノの高神柚香―ユズが現れ、家に置いてほしいと頼み込んできて…。葛藤の末、恩を返すために条件付きで居候を認めるも、ユズはよりを戻そうとあの手この手で誘ってくる。迷いの中で桐原にも相談できず、我慢だけが積み重なっていき―。大切だからこそ、悩んで、抱えて、見えなくなる。それでもやっぱり大事にしたくて…。目を覚まし、桐原に解決策として相談したのは、俺と桐原の“同棲”だった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
暮井先生との一件を経て、一時的に離れはしたものの最終的に元の秘密の関係に戻った羽島銀と桐原灯佳。そこに、恩人で元カノの高神柚香が現れる第2弾。同棲相手と上手く行かなくなり、仕事も辞めて銀のもとに転がり込んできた柚香。葛藤の末、恩を返すために条件付きで居候を認めるも、よりを戻そうとあの手この手で誘ってくるユズに、考えに考え抜いた末の決断。並行して進む文化祭の準備も絡めながらの展開で、期間限定の同棲で甘えはしてもそれ以上はしっかりしていて二人の覚悟も感じられた結末でしたけど、これは意外な展開になりましたね…。2024/02/11
nishiyan
12
暮井先生との一件を乗り越え、互いにより想いを深める形になった銀と灯佳。そんな銀のところに元カノ柚香が転がり込んでくる本巻。学生時代の思い出とともに紡がれる柚香の想いの何という重さか。一途というか昔からブレない銀の粘り勝ちというよりも、彼の女心センサーは完全に壊れているのかなと割と本気で思った。灯佳は大人びていても子どもで、かなり重い気質である以上、柚香のことを黙っていても正直に伝えても傷つけるのだから。ラストは意外な展開になったが、新たな火種になるのか、意気投合してのまさかのハーレムなのか。次巻が楽しみ。2024/03/06
真白優樹
11
同棲中の恋人から追い出された元カノ、柚香を家に泊めることになる中、寄りを戻そうとしてくる彼女から逃れる為、灯佳と同棲する事になる今巻。―――待つのが滅びでも、もう選んだからにはこの道を。 元カノであり銀にまだ思いを寄せる柚香が登場し、家でも心休まらぬ時が出来る巻であり、そんな中でも灯佳への思いを貫くべく、振り回されながらも芯を通そうとする、更に愛が深まっていく巻である。もう少しだけ続く、柚香との関係。選ばれたのは意外な選択肢。果たしてこの先、待っているのは幸せか破滅か。 次巻も勿論楽しみである。2024/02/13
椎名
10
元カノ登場からの文化祭編。元カノとの関係性が出会いから別れるまでしっかりと描かれ、どれだけ大切な相手だったか、互いに良い相手だったかわかるからこその一冊になっていたのが良かった。ほんの少し、些細なタイミングのズレでうまくいくことのなかった二人だが、教え子兼彼女である桐原がその間に入るような形になった引きが嬉しい。まだ勝手な期待に過ぎないが、桐原の寂しさも少しは和らぐんじゃないだろうか。三巻も楽しみ。2024/02/13
紅羽
9
シリーズ2巻目。前作から一年近く経っているので記憶が薄れつつあったので、銀の元カノへの反発感はなかった。続編がすぐに出ていたら少しは違った印象だったのかもしれませんね。今回は元カノ、ユズが銀に復縁を迫り、教師と教え子の秘密の恋に再びピンチが訪れる。しかしこの作品、中々攻めた題材でありながら、皆しっかりしたいい人ばかりですね。しかしまたまたラストで驚きの展開。まぁ、ちょっと予想してましたが。これは続編が楽しみです。2024/02/10