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出版社内容情報
“あれ”から一年が経とうとしていた。
「豚さんはすっかり、私がいないと生きていけない身体になってしまいましたね」
嬉しそうに言うジェスの手には頑丈な鎖が握られている。
鎖の先にはブヒブヒと鳴く一匹の豚――もちろん、俺だ。
豚と美少女、二人の奇妙な共同生活がいま、舞台を変えて再び幕を開ける。
“あれ”から四年後のメステリアでは、かつての旅の仲間たちが奮闘を続ける。
英雄は遂に結婚式を挙げようとしていた。
イノシシはかつての飼い主と再会。
龍族の青年は双子の子守りに明け暮れていた。
世界は刻々と変わっていくが、旅はずっと続いていく。
これはそれをほんの少しだけ切り取った、おまけの一冊だ。
内容説明
“あれ”から一年が経とうとしていた。「豚さんはすっかり、私がいないと生きていけない身体になってしまいましたね」嬉しそうに言うジェスの手には頑丈な鎖が握られている。鎖の先にはブヒブヒと鳴く一匹の豚―もちろん、俺だ。豚と美少女、二人の奇妙な共同生活がいま、舞台を変えて再び幕を開ける。“あれ”から四年後のメステリアでは、かつての旅の仲間たちが奮闘を続ける。英雄は遂に結婚式を挙げようとしていた。イノシシはかつての飼い主と再会。龍族の青年は双子の子守りに明け暮れていた。世界は刻々と変わっていくが、旅はずっと続いていく。これはそれをほんの少しだけ切り取った、おまけの一冊だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
58
「これで豚さんは、もう私から逃げられなくなりましたね」押して駄目なら引いてみろというけど、豚さんはジェスをヤンデレにした責任を取らないとね・・・。その責任を取るだけでは収まらない、騒乱の後歴史書に綴られないその先にある真の最終巻。謎を残しながらも伏線と過去、生き残り達が残したものを回収しながら(あの犬ってやっぱり・・・)穏やかに見えてそうでなく、かけがえのない優しいものを見つけていく。そして、旅は続く。読者にそれが見えなくても。完結おつかれさまでした。豚さんはもうジェスから離れられませんね(ニッコリ)。2024/11/30
芳樹
37
【BW】豚さんを追いかけて地球まで至ってしまったジェスの愛の重さには些か戦慄させられましたが、二人が理想的な終着点に辿り着くことができ感無量でした。それだけでなく、ノットやセレスたちメステリア組とケントやひろぽんたち地球組の行く末が全ての伏線を回収しながら語られていく展開に、逆井先生の技量の高さを改めて実感いたしました。発刊当初はタイトルから色物作品かなと思い手に取るのを逡巡しておりましたが、本シリーズは冒険あり人情ありのエンターテインメント大作で心から楽しませて頂きました。次回作を楽しみにしています。2024/03/21
オセロ
33
ブッヒー!本当に最っっっ高でしたね!! いろんなキャラクターにスポットを当てた幕間の話はもちろん、メステリアから地球に転移してきたジェスと再び豚化した主人公の会話の面白さはそのままに、ジェスが転移出来た理由を巡る旅は楽しそうで。そうして明らかになる複雑に絡みあった思いが通じ合う展開、そしてジェスと豚の幸せな姿が見れて感無量でしたね。2024/03/09
なみ
20
大冒険を終えた豚やジェスたちのその後が描かれた、シリーズ最終巻。 ノットとセレスが格好良かったし尊かったです! そしてシュラヴィスは相変わらずで安心しました。 豚とジェスがメステリアじゃない場所を歩いてるのが、とても新鮮で面白かったです。 満足感はもちろんありますが、まだまだ豚レバを読み足りないという気持ちもあって……。 またいつか、どこかでみんなに会えますように。2024/03/15
碧海いお
15
異世界転生もので久しぶりに完結まで読めた作品でした。 この巻自体はその後の話でまるで漫画のような終わり方でしたね。 萌え豚が主人公でふさげてる!と思っていたんですが、豚の性格がよくて萌え要素はあまり気になりませんでしたね。ファンタジーで感動や笑いありという作品でした。2024/04/11
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