電撃文庫<br> 春夏秋冬代行者―秋の舞〈下〉

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電撃文庫
春夏秋冬代行者―秋の舞〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 504p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049150780
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「きっと、貴方に恋をする為に――」
 異国の地にて勃発した神を巡る大事件。それは二つの国の『秋』を波乱と混沌の渦に呑み込んでいった。
 大和の秋である祝月撫子。橋国佳州の秋であるリアム。幼き秋達は運命に翻弄されていく。と同時に、容赦なく訪れる理不尽な暴力に対し、座して待つことを良しとしない者達が奮起していた。
 冬の代行者、寒椿狼星。
 夏の代行者、葉桜瑠璃。
 さらには、大和からの随行陣や橋国佳州の四季の代行者も加わり、事件は国家をも巻き込む事態へと発展していく。
 やがて明らかになる、巨悪の存在。
 撫子の護衛官、阿左美竜胆は主を救う為に戦場を駆け抜ける。
 少女の愛と罪を巡る物語の答えは如何に。

内容説明

「きっと、貴方に恋をする為に―」異国の地にて勃発した神を巡る大事件。それは二つの国の『秋』を波乱と混沌の渦に呑み込んでいった。大和の秋である祝月撫子。橋国佳州の秋であるリアム。幼き秋達は運命に翻弄されていく。と同時に、容赦なく訪れる理不尽な暴力に対し、座して待つことを良しとしない者達が奮起していた。冬の代行者、寒椿狼星。夏の代行者、葉桜瑠璃。さらには、大和からの随行陣や橋国佳州の四季の代行者も加わり、事件は国家をも巻き込む事態へと発展していく。やがて明らかになる、巨悪の存在。撫子の護衛官、阿左美竜胆は主を救う為に戦場を駆け抜ける。少女の愛と罪を巡る物語の答えは如何に。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

43
二つの国の『秋』を波乱と混沌の渦に呑み込んだ、橋国で勃発した神を巡る大事件。大和の秋である祝月撫子。橋国佳州の秋であるリアム。幼き秋達は運命に翻弄されていく第七弾。容赦なく訪れる理不尽な暴力に対して座して待つことを良しとしない者。そして大和からの随行陣や橋国佳州の四季の代行者も加わり、国家をも巻き込む事態へと発展していく事件。一方で橋国の巨悪の存在も明らかになる中で、自らの愛に心揺れる撫子を救うために奔走する竜胆の必死の想いには心打たれましたね。大切な人のために戦ったそれぞれの結末もなかなか良かったです。2023/11/10

るぴん

37
下巻。こちらも息もつかせぬ展開で一気読み。橋国各州の代行者達、そして日本からも代行者一同が集結。日本でも里や四季庁のお偉いさんが腐っていたけれど、佳州の教会のやり方は輪をかけてひどい。ジュードが撫子様にしたことは許せないが、彼がそうせざるを得なかったのもわかるから辛い。撫子様の性格は親に愛されなかったから形成されたものだというのが悲しすぎる。その分今後は竜胆や真葛達に愛されて、幸せに暮らせますように。そして初恋が実りますように。きっと竜胆は10年でも20年でも待っていてくれるだろう。2023/12/12

星野流人

34
各陣営揃い踏みのクライマックスは毎度のごとくおもしろく、今回もとても良かったです。橋国側の代行者たちはいずれも個性豊かで、特に冬のロリコンビが悪ガキで、でも本当は素直でとてもかわいくて好きでした。正道現人神教会は決して正しいことはしていないのですが、彼らを凶行に走らせてしまうほど橋国の代行者周りが腐りきっていたのだと思うと、やるせない気分です。こじれにこじれていた秋の物語も、ようやく決着。撫子のその言葉の先は、悩む必要など最初から無かったのだろうハッピーエンドが待っていることを祈りつつ2024/03/15

ぐっち

26
下巻は救出へ。両国の代行者が集結しての大救出劇。撫子もリアムもこんなにいい子なのに、愛されてない感がすごい。けど、最後のイラストが幸せそう過ぎて、分厚い上下巻を読んで報われた気持ち。今回もよかったです。2024/01/06

starly

23
異国の地にて秋を巡る大事件ーー秋の舞、完結。 春夏冬の代行者の中で1番幼き秋の代行者、撫子。そして護衛官である竜胆。2人の主従関係から他の季節と比べて甘々で何処か緩さがあるように今までは感じられていたが、この巻にて秋の印象が大きく変わった。小さき身体ながらも民の事を第1に考え大人びている発言をする時はやはり代行者なのだと実感。まだまだ子供だがここまで秋の権力を自在に扱えるとなると大人になった時の彼女はさぞ凄い権力持ちとなるだろう。まだまだ伸びしろがあり彼女の将来が楽しみに思えた。2023/11/24

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