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出版社内容情報
母親の死をきっかけに、傷心の晶穂が桜羽家の居候に。音楽活動や食事など、甲斐甲斐しく世話を焼く春太。
一方、雪季は遂に受験の追い込みシーズンに突入! 無事に合格すれば「妹を卒業する」ことになるのだが……。
「お兄ちゃん、私、受験したくないです」
ってどういうこと!?
二人の妹の転機を前に、春太が選んだ行動とは……。
世界一カワイイ妹と“絶対に”結ばれるラブコメ、シリーズ佳境の第四弾!
内容説明
母親の死をきっかけに、傷心の晶穂が桜羽家の居候に。音楽活動や食事など、甲斐甲斐しく世話を焼く春太。一方、雪季は遂に受験の追い込みシーズンに突入!無事に合格すれば「妹を卒業する」ことになるのだが…。「お兄ちゃん、私、受験したくないです」ってどういうこと!?二人の妹の転機を前に、春太が選んだ行動とは…。世界一カワイイ妹と“絶対に”結ばれるラブコメ、シリーズ佳境の第四弾!
著者等紹介
鏡遊[カガミユウ]
ライトノベル作家兼シナリオライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
母親の死をきっかけに、一時的に桜羽家の居候になった傷心の晶穂。一方、高校受験を控える雪季は遂に追い込みシーズンに突入する第四弾。不安を抱える晶穂の音楽活動や食事など、甲斐甲斐しく世話を焼いてフォローする春太。無事に合格すれば「妹」を卒業することになる雪季が、受験勉強を頑張りながらも密かに抱えていた不安。気にかけずにはいられない二人の「妹」を軸に透子や冷泉ちゃん、氷川姉妹までカバーする春太という構図でしたけど、狭間で揺れる雪季と晶穂の複雑すぎる心情がなかなか難しいですね。どんな結末になるのか次巻完結に期待。2023/05/10
ひぃす
13
ここまで、どんでん返しのような引きが繰り返されて翻弄されてきましたが、冬季と晶穂という2人のヒロインの話に集約されてきましたね。母を亡くし、血縁である春太と「兄妹」という側面が強くなった晶穂、逆に家から出るタイミングが近づいてきて、「ひとりの女の子」という主張を強く出してきた冬季。思えば、1巻とは立場がひっくり返っているんですね。最終的にどこに決着するのか楽しみです。しかし、本編中で「(春太は)ヤバい女を吸い寄せている」と評されていて、それで納得されていることに思わず笑ってしまいました。2023/05/14
椎名
11
雪季と晶穂、どちらが妹でどちらが彼女なのか。結局はそこに収束するんですよね。雪季ともとうとう一線を越えてしまった以上、二人の違いはもうどこにもなく、あとはただ春太が決めるのみ。クライマックス、そして次巻最終巻とはなっているものの、あとがきでもカクヨムではさらっと続いている可能性が示唆されており、web小説ならではだなあと。2023/05/15
真白優樹
10
母親を亡くし傷心状態の晶穂が春太の家に居候する中、受験を控えた雪季に迷いが生じる今巻。―――役目は変わり、縁は縋り。そして地獄の清算が始まる。 妹として春太に縋る晶穂、一人の女の子として春太を求める雪季。フラグが収束し二人の少女に芯が定まっていく中で、それぞれのラブコメが佳境を迎えていく今巻。後戻りはできた筈だけれど流されるままに作り上げてしまった地獄。誰かを選ぶのならば、そこに待っているのは修羅場。それでも選ばねばならぬ。誰が妹で彼女なのか、を。選択の時に何を選ぶのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/05/14
らいら
5
桜庭家の居候しながら、音楽活動を精力的に進める晶穂。高校受験に集中しながらも、そんな晶穂と春太のポジション争いを繰り広げる雪季の心のうちは如何に。 シリーズもついに佳境に。物語の最終章に向け、収束しつつも緊迫感のある展開が良かったです。 ついに、晶穂と雪季の対立が鮮明になった印象。音楽活動ではっちゃけて春太を振り回す晶穂と、受験に向け静かに春太にアプローチする雪季が対象的に感じました。 ちょっとエッチなシーンが物語の主軸に絶妙に絡んでいくシナリオ運びは、鏡先生らしくてとても良き。 主人公がふらふらしてる所2023/05/13
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