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出版社内容情報
余命１年を宣告された中学生・石田好位置は、同じく余命宣告済で、「死ぬ前に一度でいいから恋がしたい」と恋に憧れる少女、穂坂ほのかの恋愛対象に選ばれてしまう。
「ひとりぼっちだったと思われて死にたくない」というほのかの願いに応え、カップルYouTuberを始める好位置とほのかだったが、そこに好位置の元カノが現れて……！
さらには、ほのかに陰ながら思いを寄せるショタ御曹司も同じ病院内に居るだって！？
自称ミステリアスガールなぽんこつ娘に、毒舌クールを装う元カノ、金持ちヘタレ男子とお人好し主人公、全員余命宣告済な男女４人による多角関係ラブコメが動き出す――！
内容説明
余命１年を宣告された中学生・石田好位置は、同じく余命宣告済で、「死ぬ前に一度でいいから恋がしたい」と恋に憧れる少女、穂坂ほのかの恋愛対象に選ばれてしまう。「ひとりぼっちだったと思われて死にたくない」というほのかの願いに応え、カップルＹｏｕＴｕｂｅｒを始める好位置とほのかだったが、そこに好位置の元カノが現れて…！さらには、ほのかに陰ながら思いを寄せるショタ御曹司も同じ病院内に居るだって！？自称ミステリアスガールなポンコツ娘に、毒舌クールを装う元カノ、金持ちヘタレ男子とお人好し主人公、全員余命宣告済な男女４人による多角関係ラブコメが動き出す―！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
38
余命宣告を受けた中学生4人の多角関係ラブコメ。正直なところ、あまり魅力は感じられなかったですね……。設定からやりたいことは伝わってくるものの、ひとつひとつのエピソードがあっさりと軽めなので、今ひとつ印象に残るものが無かったです。一方で伏線のうまさであったりとか、言葉選びのおもしろさ、クライマックスの切なさはさすがの技量だと思います。比嘉さんの今までの作風を理解しているので、続刊に強い期待を寄せたいと思います。キャラクターでは、良いナースさんなのに、どことなく退廃的な雰囲気を漂わせる刈谷さんが好きでした。2023/07/04
よっち
34
余命1年を宣告された中学生・石田好位置は、同じく余命宣告済で、恋に憧れる少女・穂坂ほのかの恋愛対象に選ばれてしまう全員余命宣告済な男女4人の多角関係ラブコメ。ほのかの願いに応えて、彼氏のふりでカップルYouTuberを始める好位置とほのか。そこに現れる好位置の元カノ美澄。実家が太くてほのかが好きな龍ノ介も絡めて、4人でかけがえのない日々を送る一方で、諦めずに可能性を探り続ける好位置と龍ノ介。難病もの的重苦しさに包まれてゆく展開からまさかの急展開で、終盤の流れから始まる高校生編がどうなるのか続巻に期待です。2023/05/11
サキイカスルメ
22
独特な語彙やネーミングセンス、テンポの良さが作者比嘉さんのラブコメ！って感じでとても楽しかったです。主人公好位置とカップルYouTuber相手のほのか、その他に龍之介と美澄も加わった4人の個性が魅力的で良かったです。死へ向かう辛くしっとりとしたお話ではなく、残された時間の中で精一杯足掻いて生きることを諦めない少年少女、奇跡だって起きちゃうかもよ！なお話なんだなと感じ、そこが好きでした。ウルトラハッピーならご都合主義大歓迎です。ただ、ここの部分は好みが分かれるだろうなとは思いましたね。続きも読みたいです。2023/05/13
椎名
12
全員が余命宣告されているところからスタートするというまた一風変わったラブコメ。生きた証を残すために始めるのがカップルYouTuber活動と、現代的なやり方もこれまでの作品ではあまり見られなかったものではないだろうか。呆気なく、と書くと言い方が悪いが、病気を克服できた四人が普通の高校生となる、ここからが本編で、この第一巻はあくまでプロローグという扱いなのだろう。時点では上手くいきすぎている内容で賛否が分かれるだろうが、ここからのストーリーで判断したい。個人的には龍ノ介が格好いいキャラだったのが救い。2023/05/13
真白優樹
12
突然難病と余命一年を宣告された少年が、入院先で同じ病に侵された少女に出会い始まる物語。―――少しずつ命の時間が消えゆく中、それでも君と青春を。 余命という限られた時間をそれでも精一杯に謳歌し、同じものを抱える子供達が友情を超えた絆を築いていく物語であり、斬新な設定が青春の瑞々しさと恋の尊さを際立たせている、すっと心に沁みいるかもしれぬ物語である。生きる希望で必死に手繰り寄せた未来の時間。叶う筈無かった未来が開けた先に待っているのはどんな青春か。そして病気は本当に去ったのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/05/10
