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出版社内容情報
戦争で滅んだとある国が残した、災厄召喚兵器。
その呪いの不発遺物を処理するために旅をする、生き残りの少年アトー。
人と出会い、消えゆく故郷の忘れ形見に触れながら、少年はかつての戦争の後始末に臨み…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
50
小さな男の子アトーの旅路。無邪気で純真で、そして責任感が強くて。アトーは自壊した故国がバラ撒いた殺戮兵器の解体を任務とする“こども兵士”。何故アトーに解体が出来るかは、この段階では語られてはいないが、喪われた故郷の美しい遺物(の形をした大量虐殺兵器)には人を魅了する呪術が掛けられていて、持ち主から譲り受けた上で破壊しなければならない。アトーを支える人たちもいるが、この呪いから救える者はいない。解体に伴う苦痛を抱えながら旅は続く。痛々しく悲しい旅の行方は。大人が責任をとれないという無情感が辛い。2024/02/03
老猫
1
絵本調だけど話しは重め。 人間関係は描かれるがそこまで広がりを見せれていない感じ。 そのあたりは思いを馳せてくれって感じですが、どうやら謎もあるっぽいのでその辺りに期待かなぁ。 ひたすら可哀想可哀想にならないといいな。2022/12/17