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出版社内容情報
こんにちは、豆苗です。ふたり暮らしのマジシャン姉妹の部屋で育てられています。
妹のいずみさんはほんわか癒し系。強力接着剤で親指と人差し指をくっつけてしまい、「一生『オッケー』しかできない!」って、悩むのそこなんですか。
姉のちずさんはしっかり者で少し腹黒。オッケーしか返せない妹に「いずみのアイス食べていい?」「ホラー映画見ていい?」と鬼畜な所業。
そんな姉妹のゆるくて楽しい毎日を、豆苗は(収穫されるまで)見守りたいと思います。
内容説明
こんにちは、豆苗です。ふたり暮らしのマジシャン姉妹の部屋で育てられています。妹のいずみさんはほんわか癒やし系。瞬間接着剤で親指と人差し指をくっつけてしまい、「一生『オッケー』しかできない!」って、悩むのそこなんですか。姉のちずさんはしっかり者で少し腹黒。オッケーしか返せない妹に「いずみのアイス食べていい?」「ホラー映画見ていい?」と鬼畜な所業。そんな姉妹のゆるくて楽しい毎日を、豆苗は(収穫されるまで)見守りたいと思います。
著者等紹介
鳩見すた[ハトミスタ]
第21回電撃小説大賞で“大賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
40
表紙そのものの姉妹の日常が、窓辺に置かれた豆苗目線で描かれていて良かったです。「種もしかけも!有馬姉妹!」と姉妹でマジシャンとして活動していますが、普段は不動産屋とスーパーでのバイトで生活。2人で暮らす部屋には、窓辺に豆苗、隣りにAIスピーカーのアルマジロのぬいぐるみ。そしてもふもふのハムスターハム吉、玄関に鳩のキジコ。全くあくせくせず、実にのんびりまったり。30半ばの2人ですが、今がベストの毎日。事件も起きない、ゆる〜い毎日。和みます。2024/02/20
よっしー
20
タイトルが気になり、手に取りました。ピンだったマジシャン姉妹がコンビを組み、一緒に頑張るお話…ではあるのですが、視点が育てられている豆苗ということもあり、ゆるゆるの日常が描かれていました。常にオフモードの状態で話が進むので、突っ込みどころ満載、でもこんな日々は楽しいだろうなと思わせてくれるお話でした。ただ…最後まで名前と性格が一致せず。なぜでしょう?2023/07/11
み
16
この作家さんなので期待しすぎちゃったかも。「やっぱり猫が好き」を、ゆる~く淡々とした感じのような。2023/10/19
スプリント
15
とりとめもない話。 昔、フジテレビで放送されていた「やっぱり猫が好き」のような空気感をもったゆるーく楽しむ本。2023/05/04
半熟タマゴ
15
この物語の語り部は姉でも妹でもなく、部屋で育てられている豆苗。収穫されて代替わりしながらも姉妹を温かく見守り続けているところがシュールで…けれど、その様子が何だか微笑ましくもあり、姉妹のゆるーいやり取りも相まって終始ほのぼのしました。それと、実の姉妹なのに何故「ビジネス姉妹」なのかの種明かしも良かったですね。語り部に制限があるので続けていくのは難しそうだけれど、姉妹の日常をもっと読んでみたい。2022/12/03