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出版社内容情報
喪失感を抱えたその先で、文芸部が辿り着くのは――。
「これを聞いちゃ駄目よ。聞いたら―――帰って来られなくなるわ」
“どうじさま”はゆっくりと確実に聖創学院を蝕みつづける――。
その状況に抗するべきかつての文芸部の面々はすでに分裂してしまっている。
さらに復活した魔術師と魔女宗も動き始め、事態は悪化の一途をたどる。
そんな中、文芸部のメンバーたちが真相を探るべく動き出して……。
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作。シリーズの核心に迫る第11弾!
新装版限定書き下ろし掌編付き。
内容説明
「これを聞いちゃ駄目よ。聞いたら―帰って来られなくなるわ」“どうじさま”はゆっくりと確実に聖創学院を蝕みつづける―。その状況に抗するべきかつての文芸部の面々はすでに分裂してしまっている。さらに復活した魔術師と魔女宗も動き始め、事態は悪化の一途をたどる。そんな中、文芸部のメンバーたちが真相を探るべく動き出して…。鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作。シリーズの核心に迫る第11弾!新装版限定書き下ろし掌編付き。
著者等紹介
甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白火
10
初読時、最初期から登場していた沖本がここに来て狂うところに心底ぞっとしたのを思い出す。夜会の時の俊也の本質を見つけるところは結構加筆が入ってるな…。聡子お姉ちゃんについての話も、「空目と詠子は人間の肉親の情を本当の意味で理解できない」下りが加筆されているよう。“魔王”と“魔女”だからかな。十叶先輩の方が分かっていそうで、彼女の方が空目よりも全然わかっていないんだろうなというのは納得。2022/07/25
みどり
8
何度も読み返しているはずなのに、いざここにたどり着くと、あれ?と思うこともある。 沖本君と奈々未ちゃんのこと、どうじさまのこと、黒服のこと、覚えていることも多いし、割と最近読み返しているのに、早く続きが読みたい(電撃版は手元にある)と思う。2022/07/24
にぃと
7
魔女の夜会が始まり、これまでの事件の裏側とその目的がとうとう明らかに。魔女たちとの対決の中で村神くんは自分を取り戻し、木戸野ちゃんも復調の兆しがあるような。一方武巳くんはこの巻もハードな展開。彼にとって友人であり、貴重な一般人だと思われてた沖本くんの隠された思いとそれがもたらした結末はかなり心苦しい。こうなってくると彼がただの一般人で、そして文芸部とも袂を分かってしまったのが痛いし、前巻に決意して未来を選び取ってもそれで全てが報われないのも悲しい。2023/05/07
栗山いなり
7
『どうじさま』の怪異がもたらす悲劇の結末とこの作品の『全ての核心』を描いたホラー小説新装版シリーズ第11巻。終盤のあのシーンは今回再読であるにも関わらず実に素晴らしかった。名シーンは何度見ても色褪せないものなんだなと感じた2022/08/21
海星梨
7
最後に黒い人が出てきて(名前忘れた神野さんだっけ)、あとは亜紀の憑き物たちくらいかな? だんだん役者が揃ってきましたよー。今年中に二冊でて完結してくれないかなーなどと思う、続きが気になる読了後。2022/07/27
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