出版社内容情報
汚れ仕事も忠犬の如くこなす冷酷な将校・緑雨。
彼の暗殺を謀って近づいたユキは囚われの身に!
「いい度胸だ。女中として飼ってやろう」
容赦なく身体中を嬲られ、凶暴な楔に貫かれ──。
こいつは兄の仇! 絶対に堕とされない!
けれど夜ごと激しく抱かれて、気づく。
無慈悲な顔の裏に秘めた優しさ、そして哀しさを。
心揺れるなか、軍の反乱事件に巻き込まれるユキ。
身体を張って護ってくれのはなんと緑雨で……。
非情なる軍人の命を賭けた純愛! ハードラブ大作!
内容説明
汚れ仕事も忠犬の如くこなす冷酷な将校・緑雨。彼の暗殺を謀って近づいたユキは囚われの身に!「いい度胸だ。女中として飼ってやろう」容赦なく身体中を嬲られ、凶暴な楔に貫かれ―。こいつは兄の仇!絶対に堕とされない!けれど夜ごと激しく抱かれて、気づく。無慈悲な顔の裏に秘めた優しさ、そして哀しさを。心揺れるなか、軍の反乱事件に巻き込まれるユキ。身体を張って護ってくれたのはなんと緑雨で…。
著者等紹介
草野來[クサノライ]
6月20日生まれ。双子座。O型(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アマノサカホコ
10
松原市図書館。殺るか犯されるか、憎しみや怒りをコントロールできない陸軍派閥事件をなぞった愛憎物語。憎しみと八つ当たりの陵辱から身を任せて受け入れるようになった気持ちの変化となる描写がほしい。ヒロインがヒーローを好きだと認識した後に近寄ってきた今更男の力になり情報を流すのも芯がブレてて中途半端。頭が悪いヒロインに見えちゃう...残念だ★★2023/04/01
さかな
7
ノンフィクション映画を見てるかのような臨場感に満ち溢れた、恐ろしくも素晴らしい作品でした。エピローグの雰囲気なんてまさに映画そのもの。エンドロールで一息ついた後に、奇跡的にあり付けた後日談を食い入るように見るような……そんな感慨が胸に広がりました。 「極道きゅん戀〜」でも思いましたが、この作者様『史実』や『現実』を小説に落とし込む力が凄まじすぎますね。昭和の二・二六事件を題材とした本作は、ただ事実を淡々と述べるわけではなく、浅学な私ですら魅了されるような文体に加えて→2023/06/30
チェス
4
これはなかなか。TLらしからぬ。面白かった。2023/02/15