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出版社内容情報
一条 岬[イチジョウ ミサキ]
著・文・その他
内容説明
僕の大学生活は平凡だった。綿矢先輩と出会うまでは―。「先輩って大恋愛とかしたことなさそうですよね」「君が知らないだけだよ」。そんな会話から始まった勢い任せの告白。しかし先輩は“私を本気で好きにならないこと”を条件に告白を受け入れるという。そうして始まった儚い恋人ごっこ。浮かれていた僕はやがて知る。先輩が“忘れられない恋”を抱えていることを。時折見せる悲しい表情のわけを知りたい僕は、偶然出会った、先輩の高校時代の親友・日野真織に声をかけるのだが。
著者等紹介
一条岬[イチジョウミサキ]
第26回電撃小説大賞にて“メディアワークス文庫賞”を受賞した、『今夜、世界からこの恋が消えても』がヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
127
うわ~なぜか「今夜、世界からこの恋が消えても」のスピンオフを読んでしまいました。題名が違う事すら気がつきませんでした(笑)表紙も何気に違うのに··。ということで、本編も読みたいと思いますが、先に続編を読んでしまったので楽しめるか?スピンオフの方は高校生らしからぬ大人っぽい相手を思いやる恋愛を楽しめました。そして相手を想う事で自分が変わっていく姿が新鮮でした。ということで本編に進んでみたいと思います。2022/08/03
みーちゃん
64
なんだかんだ前作では第三者だった泉が、1番苦しんでいたんだなと思いました。親友と同じ人を好きになってしまい、しかもその人が亡くなり、さらに親友はそれを知らないなんて、辛すぎて私なら耐えられないです… 好きな人を失ってしまっても、その好きな想いまで失おうとしなくてもいいのかなと思いました。2022/09/24
ぴよこ
44
とにかく、切なかった。 若い時の恋愛ってどうだったかな…と、思い起こしてみる。 うーん…立派なストーリーは思い出せなかった。 もう、瞼が腫れぼったい。2022/07/14
よっち
44
あの日消えてしまった初恋を、今も忘れられずにいる大学生の綿矢泉。そんな彼女に平凡な大学生活を送る後輩・成瀬が恋をするもうひとつの物語。勢い任せの成瀬の告白に、本気で好きにならないことを条件に告白を受け入れる綿矢。儚い恋人ごっこで否応なしに感じてしまう彼女の忘れられない思い。偶然出会った綿矢の高校時代の親友・日野真織の状況と、綿矢視点で振り返る当時の複雑な思いが浮き彫りになってゆく中で、そんな彼女を受け止めようと奮闘する成瀬の覚悟、そしてようやく向き合えた彼女たちの思いがとても印象的な物語になっていました。2022/06/28
ひめか*
28
泉ちゃん視点のスピンオフ。前作の出来事を時系列に追いながら泉の心境が語られ、その先の出来事も。そんな思いがあったなんて気づかなかったな。泉になった気分で文化祭は迂闊にも嬉しく思ってしまって、真織の親友だからそんな自分にもモヤモヤ…私は神谷透のファンだが、突如現れた後輩の成瀬透もなかなか素敵だよ。少しストーカー気質が気になったけど、振り向いてもらうために努力したラストかっこよかった。好きになられた相手が透に似てて名前も透って奇跡的すぎるけど、成瀬なら幸せにしてくれると思う。真織にも泉にも幸せになってほしい!2024/07/05