出版社内容情報
『鑑定』スキルというものがある。アイテムの正体やその価値を知りえる力――俺はそいつで、いつも優しく、見た目は可愛く、なにより胸部が巨大な受付嬢・サティさんのヒミツ(胸のサイズ)を知るために『鑑定』を使った。
そして彼女が胸の裡に秘めた様々なヒミツを知ることになるのであった。
え、胸のサイズのことじゃないぞ? 魔王ながら人との共存を目指す彼女らしい夢のこととか、くせ者ぞろいの四天王に苦労してることとかね。
そんな彼女を支えるうちに、秘密を共有する俺たちは気の置けない仲へとなってゆく……といいな!
ただ唯一の問題が、俺の幼馴染み勇者なんだよね……。
内容説明
『鑑定』スキルというものがある。アイテムの正体やその価値を知りえる力―俺はそいつで、いつも優しく、見た目は可愛く、なにより胸部が巨大な受付嬢・サティさんのヒミツ(胸のサイズ)を知るために『鑑定』を使った。そして彼女が胸の裡に秘めた様々なヒミツを知ることになるのであった。ヒミツを共有する俺たちは気の置けない仲へとなってゆく…といいな!ただ唯一の問題が俺の幼馴染、勇者なんだよね…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
alleine05
8
面白かった。余計なシリアス要素は無く徹頭徹尾ラブコメで気楽に笑って楽しめるのがいいね。主人公もバトル面では基本的にあまり活躍できないけど、好感の持てる性格で好印象。いちおう魔王と勇者の三角関係だけど、ほぼ本命は確定していて二章の最後でピリオドマークが打たれていてもおかしくなさそうな雰囲気だったのでこれ以上どう続けるのだろうと疑問に思ったけど、三章のラストであらたな動きもありそうだったので、なるほどこういう形で続けていくのかと納得。2022/10/30
ラノベの王女様
6
鑑定スキルを極めた冒険者の少年が、受付嬢を鑑定して驚愕の正体を知ってしまう物語。――花開け。小さな胸に秘めし、大きな夢。人間側も魔物側もぶっ飛んだ個性のキャラが多いため、登場人物の多さにも拘わらず一人一人のエピソードが印象深く仕上がってるわ。電撃で単行本となると格調高くて他のラノベとは一線を画したイメージを持っている読者もいると思うけど、本作はそうした固定観念を覆してくれる一冊よ。電撃の新文芸で最初に読む作品としてはおすすめなんじゃないかしら。少年と魔王は、人と魔物の架け橋となれるのか。次巻も楽しみだわ。2022/05/27
ちゃか
4
タイトルがすべてを物語っている作品です。鑑定能力を磨いて受付嬢を鑑定したら、パッドな上にバカみたいに強い魔王だと気づいてしまって。彼女は穏健派で、人類と和平を結ぶために敢えて人類の街で過ごしていたそうで。秘密の共有者となった2人の距離はだんだん近づいていきます。主人公の幼馴染で勇者として見出された少女が割り込んできたりもする、にぎやかなラブコメ、って感じです。 魔王のパッドネタかなり擦ってくるし、先代魔王の死因アレだしで、エロネタも多いですが、好きな人は好きそうな作品。2023/01/14
リイエル
2
Web未読。「電撃文庫」じゃなくて「電撃の新文芸」でこれ出すのちょっとどうなんですか?と思うぐらい、往年の電撃文庫でたまに出てたエロコメを思わせる内容。これが失われた古の電撃文庫ですよ!昨今珍しい、表紙がかわいいしちょっとえっちなファンタジー小説、これぞ売れないんだけどなぜか脈々と受け継がれてきた王道のラノベ。パッド魔王と巨乳幼馴染とイチャイチャするだけのタイトル通りのわかりやすいやつなのでみんな読んでください。最近見なくなりつつあるこの血を絶やさないでください。おねがいします。2022/02/28
niz001
1
Web未読,、タイトル長い。魔王はほぼ味方であとはアレな四天王戦(一人はパッド)。ルシファーさんとデスリッチさん多いな。受付嬢は半分ぐらいまで、懐かしい感じ。2022/04/10