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出版社内容情報
ある小学生の男女が、お互い初めての恋に落ちたあの日から7年。高校生として再会を果たした悠宇と凛音は一番の親友になり……ただ今、二人旅の真っ最中! ところが凛音の姉・紅葉からの横槍を発端に、両者譲らぬ大喧嘩が勃発し――!?
「ご褒美旅行を守るためなら、わたしは悪魔にもなるから!」
「……たとえ榎本さんに嫌われても、俺は自分のやるべきことをやりたい」
二人きりで夏の思い出づくりがしたい凛音。東京のアクセクリエイターから成長のヒントを得たい悠宇。二人がすれ違いを重ねる中、悠宇に展覧会へのアクセ出品の誘いが舞い込んで……。
そして小さな火が灯る。初めてづくしな東京〈親友〉旅行の行方は!!!?
内容説明
ある小学生の男女が、お互い初めての恋に落ちたあの日から7年。高校生として再会を果たした悠宇と凛音は一番の親友になり…ただ今、二人旅の真っ最中!ところが凛音の姉・紅葉からの横槍を発端に、両者譲らぬ大喧嘩が勃発し―!?「ご褒美旅行を守るためなら、わたしは悪魔にもなるから!」「…たとえ榎本さんに嫌われても、俺は自分のやるべきことをやりたい」二人きりで夏の思い出づくりがしたい凛音。東京のアクセクリエイターから成長のヒントを得たい悠宇。二人がすれ違いを重ねる中、悠宇に展覧会へのアクセ出品の誘いが舞い込んで…。そして小さな火が灯る。初めてづくしな東京“親友”旅行の行方は!!!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
34
自分のアクセが認められ、東京のアクセ職人の天馬と意気投合した悠宇。 天馬のが個展に参加して成長のヒントを得ようとする悠宇と、東京で悠宇と楽しい思い出を作りたい凛音。 そんな2人の親友という関係は紅葉さんが言ったことが全てだなと。 今回の件を受けて悠宇と凛音、そして日葵の関係がどうなるのか続きが楽しみです。2022/03/11
よっち
31
親友として東京で二人旅真っ最中の悠宇と凛音。しかし凛音の姉・紅葉から入った横槍を発端に、両者譲らぬ大喧嘩が勃発する第四弾下巻。二人きりで夏の思い出づくりがしたい凛音。東京のアクセクリエイターから成長のヒントを得たい悠宇。二人がすれ違いを重ねる中、悠宇のもとに舞い込む展覧会へのアクセ出品の誘い。冒頭からなかなか不穏な言葉が飛び出す中で、今回は大切なことを見失ってしまい、空回りした彼女に突きつけられた残酷な事実がなかなか酷な展開でしたけど、ここから物語としてどう落とし所を見出すのか気になるところではあります。2022/03/10
真白優樹
19
悠宇に個展への出品のお誘いが来る中、望みがすれ違う凜音との間で大喧嘩が勃発する今巻。―――軋む歯車は止められぬ、すれ違いは埋められぬ。 未来を見る悠宇、今を見る凜音。見ている先が違う二人がぶつかり合い、個展という場で悠宇が成長の階を掴む中、凜音の心に言い知れぬ思いが芽生える今巻。一体、どこまで試練を与えれば気が済むのか。そう言わんばかりに心が痛くなる描写もある、第二部開始として正にある意味で相応しい巻である。見つめ直す想い、知らぬ間に始まる思い。果たしてこの先、どうなるのか。 次巻も勿論楽しみである。2022/03/14
rotti619
17
一言でいうと東京旅行の後半悠宇と凛音が大喧嘩する話。今まで強かな性格な所を除けば、どこか完全無欠の正統派美女だった彼女の素の部分が明らかになる。悠宇のクリエイターとしての課題も示唆されており、その辺新キャラの天馬と早苗が今後に繋がる良い立ち回りを演じていた。そして、悠宇と凛音の関係も残酷な形で決着。この一切容赦のない所はこの作品ならではであり、正面から受け止めるのが正しい楽しみ方だと思っている。冒頭の「枯れない花に価値はなく、終わらない初恋は地獄に他ならない」という言葉が本書を読み終えた後、切なく響いた。2022/03/17
らいおねる
14
【枯れない花には価値はなく 終わらない初恋は地獄に他ならない】。いきなり冒頭にえげつないほど印象にも後味にも残る言葉ぶっこんできました。紅葉さんという年上の女性に掌の上でころがされてる図は他社作品ですが【俺ガイル】のヒロインの姉と似ているなと。こういうまだまだ未熟な男子高校生を、社会や常識知ってる年上女性が操ろうとする関係は刺さるんですよね。2022/03/23