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出版社内容情報
決闘リーグも、いよいよ佳境へ。至高の魔法バトルファンタジー第9弾!!
内容説明
決闘リーグがいよいよ終盤へと突入し、激闘を勝ち残った四チームによる決勝戦が幕を開ける。オリバーたちの初戦の相手はヴァロワ隊。リーダーのユルシュル=ヴァロワが操る理解不能のクーツ流が三人を苦しめ、その剣戟はやがて、彼女が抱える異常なまでの憎悪を浮き彫りにしていく。一方、優勝候補の一角であるアンドリューズ隊とコーンウォリス隊が対戦。アンドリューズとステイシーの熾烈な呪文戦から始まった戦いは序盤から二転三転し、それぞれの想いを乗せたぶつかり合いの果てに、予想外の結末を迎える。そんな中、珍しく観戦に現れた天文学の教師デメトリオ。教師殺しの犯人を探る哲人の眼差しが、オリバーたちを鋭く見据える―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
決闘リーグがいよいよ終盤へと突入し、激闘を勝ち残った四チームによる幕を開けた決勝戦。オリバーたちの初戦の相手はヴァロワ隊。一方、優勝候補の一角であるアンドリューズ隊とコーンウォリス隊が対戦する第九弾。リーダーのヴァロワの掴みどころのないクーツ流に苦しめられるオリバーたち、アンドリューズ隊とコーンウォリス隊が激闘した予想外の結末。謎めいていて掴みどころのないユーリィの正体が垣間見えて、それぞれ負けられない想いを抱えて戦う中でも成長する彼らの熱い戦いには痺れましたけど、不穏を感じさせる結末が気になりますね…。2022/03/10
どんぐり@京都の何処かで
24
決闘リーグ終了から物語が動きだす。決勝リーグ中でおおっとなったのはシェラが桁違いに普段から実力を隠していたことぐらい。ユーリィーは何処へか。ナナオは想いを、何よりカティに完全に死亡フラグが立つ。アルデラミンでもあったこのパターン。ドキドキ。あえてこの巻を評するならティム先輩の株、爆上がり巻。2022/03/23
如水
23
決闘リーグ下級生の部決着!!話は準決勝ヴァロワ隊対決から。リーダーであるヴァロワが異様な程不気味で🥶オリバー達の事が気に食わない様なのですが、その理由とは?又、掴めないキャラクター、ユーリィにも変化が。そしてもう一つの準決勝のスーVSアンドリューズ隊。シェラの底知れぬ力が解放されます。はっきり言ってエグい。この小説、バトル内容の描写がスゴイ!!9巻になっても中々の高速テンポ(バトルが)を保ち続けています。が、僕はどちらかと言えば第4章が💧-魔に呑まれた連中と同じ匂いがしたんだ-…何と不吉な😱2022/08/15
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
22
永きに渡った決闘リーグもついに終盤戦。決勝で四チームが激突する中、注目されるのはオリバーたちとヴァロワ隊の対戦だ。ヴァロワ隊リーダー、ユルシュル=ヴァロワの深い憎悪に根差したクーツ流に翻弄されるオリバー。この難局を起死回生の戦術で乗り切る展開も本書の見どころと言えよう。 一方、天文学の教師デメトリオは、教師殺しの犯人探しを通じて緻密な人間ドラマを展開する。シリーズ中でも特にドラマチックな展開を見せる本作のクライマックスは、登場人物たちの成長と次巻への期待感をいやがおうにも高めるのだ。2024/04/12
わたー
20
★★★★★サイラス=リヴァーモアによる骨抜き事件が解決し、ついに下級生リーグの決勝が始まる。熾烈な戦いを勝ち進んできた4チームは因縁深い相手もそうでない相手も粒ぞろい。各々の魔法と剣技の粋を凝らした戦闘は熱く滾らないわけがない。最高だった。互いに想いあっていながらも、決して結ばれることのないフェイとステイシーが、ただ互いの傍にいるためだけに魔法使いの常識を超える成果を示したり、傀儡だった彼が、ライバルとの死闘で人間へと成ったり…特に、1巻では嫌味な態度を取っていたアンドリューが、2022/10/27