ハヤカワ新書<br> 日本庭園をめぐる―デジタル・アーカイヴの可能性

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ハヤカワ新書
日本庭園をめぐる―デジタル・アーカイヴの可能性

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400085
  • NDC分類 629.21
  • Cコード C0270

出版社内容情報

光と影がうつろい、鳥がささやく。刻一刻と変化する日本庭園をアーカイヴすることは可能か――日本庭園を総合的に知覚するために。日本文化研究の新鋭が、現代のテクノロジーを駆使して日本庭園の知られざる側面を明らかにするとともに、その新たな姿を描く。

内容説明

「はっきり言って、不可能への挑戦である。日本庭園は、刻一刻と変化してゆく。そのような動き続ける庭園を、どのようにアーカイヴ化するのか」。四季に応じてその姿を変え、一日のうちでも都度異なる表情を見せる日本庭園。生命が生まれる場であり、多様な要素で構成される日本庭園を、現代のテクノロジーを駆使してアーカイヴすることは可能か。またそれによってどのような諸相が新たに明らかになるか。日本文化研究の新鋭が論じる、日本の庭の本質とその新たな姿。

目次

第1章 日本庭園という「舞台」と「上演」(無数の日本庭園を捉えるにあたって;日本庭園史概略(日本庭園の源流・飛鳥時代、奈良時代・平安時代、鎌倉時代・南北朝時代・室町時代・安土桃山時代、江戸時代―集大成としての池泉回遊式庭園、近代)/日本庭園の基本コンセプト
日本庭園という「舞台」と「上演」(石、海の表象、洲浜、中島、「しま」、山、植物、建築、天体の運行、気象現象、音) ほか)
第2章 日本庭園の新しいアーカイヴへの挑戦―「Incomplete Niwa Archives終らない庭のアーカイヴ」(動態としての日本庭園をどう捉えるか;山口情報芸術センター(YCAM)と庭
日本の「公園」の歴史のリサーチ ほか)
第3章 日本庭園とそのアーカイヴの歴史と未来(日本庭園のアーカイヴの不可能性;日本庭園とそのメディア;日本庭園と絵画 ほか)

著者等紹介

原瑠璃彦[ハラルリヒコ]
1988年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。静岡大学人文社会科学部・地域創造学環専任講師。一般社団法人hO理事。専門は日本の庭園、能・狂言(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みなみ

23
刻一刻と変化して行く日本庭園をアーカイブ化するという不可能への挑戦をテーマとした新書。文字や画像だけでなく、音声もデータ化されていて、情報量が素晴らしい。縁側でぼんやりと庭園を眺めることが、目の前の風景に目を向けてはいるが、分析的・集中的に「見る」のではなく、全体を漫然ととらえているとするのは、確かにと納得。2024/05/13

つまみ食い

7
タイトルの通り、三島由紀夫の「終わらない庭」という一節に象徴されるような日本庭園の美学に基づいた筆者の参加する庭園アーカイブを紹介しているが、日本庭園の歴史とその美学を日本古典や漢詩を豊富に引きながら解説しており、日本庭園にかんしての良質な手引でもある。2024/07/21

kurupira

6
デジタルでアーカイブするプロジェクトを否定する訳では無いが、四季折々変わり行き繰り返す日本庭園について詳細を記録する事は、その瞬間を切り取っているだけの感覚を持ってしまう、、記録を残し続け膨大なデータを積み上げるだけだと、庭園の訪問者への一期一会となり得るのか?デジタルで積み上げて重複なデータをばっさり落とす間引き行い、また日々蓄積するようなサイクルを持って庭園を組み上げる方が本質に近づけるのでは??という感想を持ちました。なかなか興味深い新書でした。2024/04/06

十文字

2
「日本庭園」と「デジタルアーカイブ」が頭の中で結びつかなかったけど、内容を読んで納得。ジル・クレマンの『動いている庭』を過去に読んでいたので理解しやすかった。2024/01/13

Yasuyuki Kobayashi

1
日本庭園に関する論文。 中でも、「終わらない庭」のアーカイブについては 感銘を受けた❣️2023/09/04

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