電撃文庫<br> ひだまりで彼女はたまに笑う。〈2〉

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電撃文庫
ひだまりで彼女はたまに笑う。〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049141535
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

楓がなくした猫のストラップをいっしょに見つけたことをきっかけに、ふとした仕草やふいに自分に向けてくれる笑顔から楓と仲良くなれたと実感する伊織。
 パパラッチと呼ばれ避けられていた頃からの進展に自信を持ち、もっと楓の笑顔を見たい、あわよくば恋仲になりたい、伊織はそんな思いを募らせる。ふたりの関係を進める第一歩として、名前で呼ぶことを目標にするのだが――
「……楓さん」
「みゃー?」
「お兄、コタロー相手に練習しなくても……」
 少しずつ表情豊かになってきた少女と過ごす、淡くて甘い夏が今、始まる。

内容説明

楓がなくした猫のストラップをいっしょに見つけたことをきっかけに、ふとした仕草やふいに自分に向けてくれる笑顔から楓と仲良くなれたと実感する伊織。パパラッチと呼ばれ避けられていた頃からの進展に自信を持ち、もっと楓の笑顔を見たい、あわよくば恋仲になりたい、伊織はそんな思いを募らせる。ふたりの関係を進める第一歩として、名前で呼ぶことを目標にするのだが―「…楓さん」「みゃー?」「お兄、コタロー相手に練習しなくても…」少しずつ表情豊かになってきた少女と過ごす、淡くて甘い夏が今、始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

43
なくした猫のストラップを一緒に見つけたことをきっかけに、伊織に笑顔を向けてくれるようになった楓。少しずつ表情豊かになってきた少女と過ごす淡くて甘い夏を描く第二弾。もっと楓の笑顔を見たい、あわよくば恋仲になりたいと思う伊織が楓たちと一緒にする勉強会、二人での湊と美鈴の追跡デート、そして四人での夏祭り。少しずつ、確実に変わってゆく楓の様子がとても可愛くて、気遣いながらも距離が近くなることに抵抗感がなくなって、意識するようになってゆく二人の描写の積み重ねにはぐっと来るものがありましたね。これは続巻が楽しみです。2022/01/09

オセロ

35
猫のストラップを一緒に見つけたことで楓との仲が深まったと実感した伊織。そんな2人の関係をが更に深まる一夏の物語。 一緒にテスト勉強や夏祭りといったイベントをこなしていくうちに自然と近づく伊織と楓の様子が微笑ましい限りです。 その一方で、2人を心優しく見守る友人の湊と美澄の関係も一歩前進が見られて、お次は伊織と楓の番でしょうかね。続きが楽しみです。2022/01/09

まっさん

31
★★★★ 前巻で圧倒的な尊みを供給してくれた今作だが、今巻でもそのクオリティを遺憾無く発揮してきており、正直ページを捲る度に思わず悶絶してしまいそうな程ニヤニヤを止められなかった。 今巻では徐々に距離を縮めている伊織と楓の焦れったいやり取りも然ることながら友人コンビの湊と美鈴の関係性をも楽しむ事が出来る、一度で二度満足出来る良い構成だと感じた。相変わらず登場人物は必要最低限に絞られており、又無理にシリアス展開を加える事もない為、最初から最後までノンストレスで心温まる物語を堪能する事が出来たし、冒頭でも→2022/02/03

しぇん

21
何か一巻の記憶がうろ覚えでした。同時期ににたようなラブコメ読みすぎだったきも。凄くまったり主人公二人の関係が進んでいきますが、周りの方がカップル成立早くて驚きでした。あと、ペットたちの描写が多めでゆったり楽しめました。主人公カップルも成立寸前なので次あたりでくっついてそうですね2022/01/09

rotti619

20
前巻のクライマックスでの出来事がきっかけで、距離の縮まった伊織と楓の物語第2巻。今では珍しい主人公ががんばってアプローチをするタイプの話だが、1巻冒頭の塩対応から考えると伊織の努力が着実に実を結んでいる事が伺える。楓がちょっとした事でも親しげなリアクションを取るようになった事で、伊織の楓への好きという気持ちも更に高まっていた。テスト勉強会を経て夏休みに入り、夏祭り等を共に過ごしながらゆっくりと更に距離が縮まる中、ラストで楓の現時点での伊織への気持ちがわかるが、これが実に尊かった。これは彼女にしか言えない。2022/05/05

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