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出版社内容情報
セリアメアと久瀬の策略によって窮地に追い込まれたシーナたちだが、かつて異世界で相棒だったオーガの少女・カリンからの助力によって、どうにか事態を切り抜ける。
現代に転生した魔術種たちによるバトルロイヤル。現時刻において生き残っているのは、エルフ、ダークエルフ、スライム、オーガの4種のみ。
――――終わりの時は近い。
騎士団や公的機関によって追われる立場となった練介はシーナとともに逃避行を図りつつも、逆転の一手を導き出す。
「勝つぜ、練介」「当然だろ」
共に生きていく未来を信じて戦い抜いた二人のもとに訪れるのは福音か、それとも……。
内容説明
セリアメアと久瀬の策略によって窮地に追い込まれたシーナたちだが、かつて異世界で相棒だったオーガの少女・カリンからの助力によって、どうにか事態を切り抜ける。現代に転生した魔術種たちによるバトルロイヤル。現時刻において生き残っているのは、エルフ、ダークエルフ、スライム、オーガの4種のみ。終わりの時は近い。騎士団や公的機関によって追われる立場となった練介はシーナとともに逃避行を図りつつも、逆転の一手を導き出す。「勝つぜ、練介」「当然だろ」戦いの終わり、共に生きていく未来を信じて戦い抜いた二人のもとに訪れるのは福音か、それとも…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
かつてのシーナの相棒であるオーガの魔術種、カリンの助太刀により窮地を脱する中、否応なく決戦の幕が上がる最終巻。―――手にしたものを守る為、血塗られた先の未来へ。 魔術種それぞれの思いが巡り決戦の場でぶつかり合う中、錬介とシーナの思いが一つのゴールへ辿り着く今巻。改めて認識した特別と、世界を踏み越え無限へと歩き出していく巻であり、独特の爽快感に満ちた味が楽しめる巻である。始まるのは寄る辺なき地での未知なる戦い。だけどそれでも。特別な者が隣にいてくれる限り、どこまでも戦い抜けるから。 うん、面白かった。2022/02/16
こおき
4
★★★★☆ やっと読了できた。葉月たんの好きがつまった最新シリーズの完結作。窮地の脱し方ワンパすぎないかとか思うところがないわけではないけれど、逃走中の「自由」の描写とか、読後感の爽やかさとか、好きな部分も多く、総じて満足感のある最終巻だったように思う。なにより唯夏に救いがある終わり方で良かった……。それにしても、まるで電撃文庫卒業式のようなあとがきだが、今後はどうなるのか……葉月たんの作品は何だかんだ小説形式が一番好きなので、是非とも次を読みたいものだ。2022/04/13
みやしん
4
内容とは関係ないところで。前巻よりも薄くなって前巻よりも高額になった。完結巻ということでご祝儀(強制)を含めてかも知れないが、こういった手法はセコいとも最終巻ぼったくりとも判断されかねない。300ページに届かずラノベで九百円近いとう~ん。特に登場人物の始末の付け方が巻き気味だったけど面白かった。落ち着いてイッキ読破の方がよりのめり込めるかな。2022/02/21
木倉兵馬
3
神によって始められた異種族デスゲーム、最終決戦の巻。思っていたより神が物分かりよくフランクでした。ちょうど集めやすい巻数で綺麗にまとまったのでよかったです。さて、ダークエルフ次のダークエルフもののラノベを探さねば……。2022/03/31