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出版社内容情報
『正統王国』、『資本企業』、『情報同盟』、『信心組織』、どれも完璧ではなかったはずだ。オブジェクトだってそう、核の時代を終わらせた超大型兵器はそれなり以上の歪みも抱えていた。ただそれは、こんな事態を受け入れなければならないほどのものだったのか。
オブジェクト地球環境破壊論を起点として、世界全土を巻き込む『大戦』が始まる。『クリーンな戦争』とは程遠い、四大勢力が全滅するまで続いていく史上最悪の終末が、今ここに。
際限なく脱線していく世界の中で、クウェンサーやヘイヴィア達は一体誰と手を取り合って戦い抜くのか。
近未来アクション、堂々の完結!
内容説明
世界崩壊へのトリガーは引かれてしまった。クリーンな戦争が覆され、人類史上最悪の世界大戦が始まった。世界の未来に、そして己の在り方に葛藤を抱くオブジェクト設計士見習いのクウェンサーが選んだ戦いとは…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Abercrombie
4
最終巻。『島国』(ずばり日本だ)を舞台に、いままでの主要登場キャラ総出演で、ラスボスに立ち向かうという、ありがちなストーリー。四大勢力再編成後の世界もとくに驚きはなく、俺たちの戦いはこれからだ!的結末に、モヤっとしたまま放り出される。2021/12/09
みどり
4
これで一件落着、になるのかな。 世界統一という発想には、結局人間である限りならないのだろうけれど、大裏のラスボスにまでたどり着いた「ジャガイモ部隊」はすごかったし、クェンサーくんも、お姫様もまぁまぁいい終わり方だった。 広げすぎて終われないデビュー作みたいになってしまうかと思ったが、着地点は無難ではあっても納得できた。2021/10/11
羽子茉礼志
3
これまでが基本的に単巻で完結する構成で、ゲストキャラの再登場も余り無かった為か、積み上げてきたものが感じずらい部分は正直あったけど、それはそれとして、最終巻特有のオールスター登場はお祭り感があって面白かった。バカ二人のバディものとしての本作が好きだったので、もう少しヘイヴィアの活躍を多く見たかった気もする。何はともあれ、完結お疲れさまでした。2022/03/16
原寛貴/王道帝国@ブックウォーカーキング/ニコニコブースター
2
お姫様大好きでした 夢をありがとう2021/10/08
くろ
1
完結。だいぶシリーズを重ねてきたにもかかわらず、ここに来ての主人公の葛藤。基本、巻ごとにバカやってリセットかけるから継続的な成長がないのが裏目に出たか、ちっとも響かない。なんぼ直接ヤッてなかったからって今更?って。大量に出て来るキャラも、記憶が朧気だったり、どう考えても大して絡んでなかったりでオールスターの盛り上がりにも欠ける。個人的にはいつもの面子を中心にしっかりとしたお話で締めて欲しかった2021/12/05