メディアワークス文庫<br> 香屋夢見堂―夢の香りは縁を結ぶ

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メディアワークス文庫
香屋夢見堂―夢の香りは縁を結ぶ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784049139556
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 東京の下町・人形町に店を構えるお香屋「夢見堂」。その店には夢を売り買いし、悪夢を食べ吉夢を授ける「獏」がいるという――

 夢で見たことを人に話すと現実になる。そんな能力を持つ女子大生の結は、ある日突然、「夢見堂」店主の獏と名乗る人物と夢の世界で出会う。楽しい夢逢瀬の日々もつかの間、彼女の稀有な能力ゆえ、人に悪夢を植え付ける「夢魔」に目をつけられて、彼女は両目の視力を失ってしまう。絶望する結は、夢に関する専門家である獏を頼るのだが、実は彼も夢魔によって、自分一人で夢を見ることができない体質にさせられていたのだった。
 二人は欠けた部分を補うように共に暮らし、夢魔を探しながら、夢にまつわる依頼を解決していく。

 ――どんな悪夢にうなされても、俺が助けに行きますから。

 縁と夢と香りがつなぐ、少し不思議な夢物語。
 
 応募総数1

内容説明

不思議なお香屋・夢見堂。夢を見せる香を売り買いするその店には、悪夢を食べ、吉夢を授けてくれる店主「獏」がいるという―。夢で起きたことを現実にしてしまう力のせいで夢魔に魅入られ、視力を失ってしまった結。失意の底、夢の中で会った獏に助けを求めるが、彼もまた夢魔に因縁を持つことを知る。呪いを解く糸口を探るため、獏のもとに身を寄せた結は、店に持ち込まれる夢の依頼を一緒に解決していくことに…。縁と夢と香りがつなぐ、少し不思議な夢物語。魔法のiらんど大賞2020小説大賞大賞受賞作。

著者等紹介

松田詩依[マツダシヨリ]
アルファポリス「第1回キャラ文芸大賞」優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっしー

21
タイトルが気になって、手に取りましたが…個人的にはやや読みにくいと感じるお話でした。夢で起こったことを言葉にすると現実に起こってしまう力を持つ結が、香りで夢を見せる力を持つ獏と共に共同生活を送るお話。ファンタジー要素が多いのですが、中々設定や世界観が掴みきれず…てした。2024/04/16

沙耶

16
初読み作家さん。夢に興味があって面白そうだなって思って読んでみました。思った通り面白かったし、読みやすかったです。2021/11/21

なみ

10
店主である漠と、視力を失った結が営むのは、夢を見る香の売買をしたり、夢に関する依頼を解決したりする店、夢見堂。 ミステリアスな貘さんの、ちょっとわかりづらいけど優しいところがすごく良い! 結と貘の間にある信頼関係がはっきりと現れている最終話が特に好きです。2021/10/16

あずとも

6
夢を見たくないのに見てしまう女子大生と見たいのに見られなくて夢を見られるお香を扱うお店の店主が夢に関する困りごとを解決していく少し不思議な話。夢って殆ど覚えてないけど仕事の夢の時だけ覚えていて目覚めた時の疲労感が半端ないのは何故だろう。 2021/08/29

陽ちゃん

5
夢を見せる香を売る「夢見堂」が舞台ですが、見た夢を話すと現実になってしまう能力を持った結が、自分のせいで両親が事故死したと自らを責めるところから、店主の獏の助けでられるまで、って感じですね。一件落着したようですが、獏の本名というか正体が分からないままなので、もしかしたら続くのかな。2021/10/08

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