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内容説明
この世界に大地はない―世界は一度ばらばらに崩れ落ち、人々は大地から切り離された浮遊島で生活をしていた。とある孤島で両親を待ち続けていた少女・アリアは、飛空船乗りの青年・泊人と出会い、両親を捜す旅に出る。世界を変える“干渉力”の才能を持つが故に人々から疎まれ、心を閉ざしていたアリア。自由気ままな飛空船乗りの泊人や、文化や価値観の異なる島の住人たちとの交流のなかで、少女は“風使い”としての力を開花させていく―。広大な空に浮かぶ島々を巡る、驚きと発見に満ち溢れた自分探しの旅。心躍るロードノベル開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
42
大地が砕けて無数の浮遊島が生まれた世界。孤島で両親を待ち続けていた少女・アリアは、飛空船乗りの青年・泊人と出会い、一緒に両親を捜す旅に出るロードノベル。世界を変える干渉力を持つが故に人々に疎まれ、心を閉ざしていたアリア。彼女が泊人と一緒に旅する中で出会う精霊が消えた原因、義賊を監獄から救い出す理由、同じ時を繰り返す島の真実、そして彼女の両親がいなくなった真相。様々なことに向き合い、成長してゆく少女と見守る泊人のコンビがなかなかいい感じで、大切なものを探す旅を続ける二人の物語をまた読んでみたいと思いました。2021/05/10
オセロ
34
大地が失くなり、浮遊島と呼ばれる島々を舞台に、記憶を失い両親を探すアリアと、訳あり飛空船乗りの泊人が紡ぐロードファンタジー。 精霊の大切な人との恋愛、とある義賊の脱獄の手助け、崩壊を繰り返す島の救済を願い続ける少女、そして代償と引き換えに願いを叶える樹。 それぞれの浮遊島での出来事はどれも旅物語ならではの面白さがありましたし、それらを通じてアリアが成長する様子にはグッとくるものがありました。次巻も楽しみです。2022/02/06
まっさん
29
★★★ 当初は購入予定外だったものの、TLで絶賛する人をちらほら見掛けたために購入した作品。前評判が良過ぎた事もあってハードルがかなり高かったため、個人的にはそこまで惹かれるものはなかったのかなというのが率直な印象。物語は人間の活動の場が空に浮かぶ島々に移った世界。物に精霊が宿る島・全体が監獄の島・同じ日を何度も繰り返す島など様々な島を巡る飛空使いの青年と、とある事情からそんな彼にくっ付いていく事になった風使いの少女のお話。全体的にthe・ローファンタジーといった印象を受け、分かりやすい描写と多種多→2021/07/02
ひぬ
26
風を操る力を持つ少女・アリアと浮遊島を渡り歩く飛空戦乗りの泊人が織り成すロードノベル。彼女の失ってしまった記憶を探すため、そして泊人は「始まりの島」を探すため、大地から切り離された浮遊島で生活する人々と関わりを持っていくうちにアリアは次第に風使いとしての能力も開花していきます。個人的に一番好きなエピソードは「繰り返しの島」でした。切ない終わりではありましたが、アリアの成長の鍵になったと思います。彼女の記憶に関わりがある「願いと代償の島」も救いがあって良かったです。彼らの旅路の行く末が気になります。2021/06/17
ささきち
13
ロードノベルとはなんぞ?と思っておりましたが、キノの旅とか魔女の旅々とかああいった作品でしたな。口絵の話がすっごく気になります!となっていたが、本編では語られなかったのが残念でした。アリアと泊人が空に浮かんでいる島から島へ飛空船で旅をしながらアリアが成長する話なのだが、悪い話ではないのだが成長話としてはちと弱いかな?と思う話が多いかなって印象。繰り返しの島はなかなか読ませてくる話で好きだし、願いと代償の島も終わり良ければ全て良し!な感じがわいは好きやで。最後にでっかい爆弾が出てきたがどうなるのか?気になる2021/05/29
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