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出版社内容情報
ベランダ越しデートをしていた先輩と僕に夏休みがやってきた。二人きりで楽しみたいイベントがたくさんあるけれど、僕たちの関係は秘密。そんな悶々とした中、僕が家族旅行に出かけることになってしまって……。
内容説明
―わたしたちにとってふさわしいお付き合いの仕方ってどんなのかな?午後九時、ベランダ越しのデートを重ねてきた僕と先輩に夏休みがやってきた。海にプールにお祭りに、二人きりで楽しみたいイベントはたくさんあるけれど、僕たちの関係はまだ誰にも言えない秘密。そんな日々の中、僕が家族旅行に出かけることになってしまい…。恋人同士になって初めて、離れ離れの時間を過ごすはずだったんだけど、旅行先に先輩の家族も一緒に行くことになり。二人きりのベランダを飛び出して、僕たちの内緒の夏のランデブーが始まった。近くて遠い二人きり、ミステリアスな先輩と僕のベランダ越しラブストーリー、第2巻。
著者等紹介
岩田洋季[イワタヒロキ]
ライトノベル作家。1983年12月13日生まれ。広島県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
15
秘密の恋人同士になった旭と夏菜子だが普通の交際をしたい旭と、それじゃあつまらないと主張する夏菜子だったが、何故か夏菜子の狂信者のつばきと旭はデートすることに。 旭とつばきのデートや、家族ぐるみの旅行で旭に誕生日などの夏菜子が一喜一憂したりする出来事を通じて、旭が導き出した2人の交際の形はこの作品ならではのもので、グッとくるものがありましたね。 ただ、何故か今回の文章は物事が起きた順番に描かれておらず、若干読みづらい部分があった点は少々残念でした。2021/05/09
碧海いお
14
1巻で完結だと思ったら、続きが出ていたんですね。今後の付き合いに関しての巻。個人的に1巻で完結でもよかったような気がしました。2022/03/27
真白優樹
13
ヒミツの恋人同士となった旭と夏菜子が恋人同士としての在り方に悩む中、何故かつばきと旭がデートする事になる今巻。―――神話になんてならない、自分達だけの神話を探せ。 恋人同士としての在り方、神話に倣うべきか逆らうべきか。 愛の形に悩む二人が、それぞれ初めてを積み重ねながら自分達だけの形を考えていく巻であり、正面から考え立ち向かうからこその純愛ぶりが光る、心跳ねて悶え転がりそうになる巻である。見つけ出した自分達だけの形。殻を飛び越え縮めた距離。それがあるなら、きっと幸せだから。 うん、とても面白かった。2021/05/12
のれん
11
普通ではない恋愛がしたい。決まり切ったルートを辿るデートでは満足できない。 「恋に恋する」という現象を嫌悪しながら、相手への思いを信じ切れていない思春期ならではの発想だと感じる。 前回ではお邪魔虫だったキャラを使って、先輩を上手に煽り立てつつ、くだらないトラブルに移行せずに、純粋なラブストーリーに落ち着くところは今作らしさがあって良かった。 舞台の旅行はなんか学生っぽくない(社会人デートみたい)が、蕩ける先輩の表情は可愛らしく純愛だなぁと思う。 ただこれで満足してしまったので続刊はないかもしれない。2021/05/08
Mu@芒羊會
10
最初から好き好き言ってたらいつの間にか終わっていた^^と言う一巻全て好き好きだらけの物語。なんだかなあ(笑)前巻では多少なりとも恋の障害や起伏があったのだけど、この巻ではもうほんと最初から最後まで二人の如何に相手を嬉しさで恥ずかしくさせるか勝負みたいな展開で、もうね、ここまで割り切ってストーリーなんか有ってなきもの、つきあい始めた恋人たちを描いてくれたらもう満腹ですよ。思いっきりニヤニヤさせてもらいました。しかし、この終わり方はもうこの巻で終わりなのかな?これ以上はラノベ的にはヤバイ気もするしなあ^^2021/08/18