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出版社内容情報
大作家の住み込み家政婦となった私。それは思いもしない安らかな日々を与えてくれた。けれどその生活は突然終わりを告げる。若い女性が弟子入り志願してきたのだ。
彼女はたちまち先生の心を掴んでしまう。居場所を失ったかのように感じる私には、見合い話が持ち込まれ。
すれ違う想い。誰にとって何が幸せか。こんがらがる、それぞれの想いの結末は?
心が淀んだときは家事をしよう──それは自分を変える魔法の時間。なにげない毎日が奇跡になる物語、再び。
内容説明
大作家の住み込み家政婦となった私。それは思いもしない安らかな日々を与えてくれた。けれどその生活は突然終わりを告げる。若い女性が弟子入り志願してきたのだ。彼女はたちまち先生の心を掴んでしまう。居場所を失ったかのように感じる私には、見合い話が持ち込まれ…。すれ違う想い。誰にとって何が幸せか。こんがらがる、それぞれの想いの結末は?心が淀んだときは家事をしよう―それは自分を変える魔法の時間。なにげない毎日が奇跡になる物語、再び。
著者等紹介
成田名璃子[ナリタナリコ]
青森県生まれ。2011年『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』が第18回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞し、作家デビュー。2016年『ベンチウォーマーズ』が第7回高校生が選ぶ天竜文学賞、第12回酒飲み書店員大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
164
山丘家に現れた結菜さんにペースを乱される涼子さん同様、私も終始心を掻き乱される読書時間となりました。なんという図々しさ。それでも自分の立場を振り返ってみたり、掃除で気を紛らわす涼子さんは偉いなぁ。私だったら爆発しちゃいそう。香乃の部屋を片付ける山丘先生。思い出しちゃうと思い出せるは違う。あふれるほどの思い出とともに前へ進んでいくのだろう。結菜にもこんな風に思える時がくるといいな。そして美空の成長も嬉しかった。「家事は心を整える」新たな気持ちで私もがんばろう。次巻も楽しみにしてます。2021/03/10
mariya926
140
大人の恋ですね~。それにしても鈍過ぎというか、蓋をしすぎですね。それがこの本の醍醐味かも知れませんが。この巻で終わり?かと思っていたのでラストがどうなるかハラハラ見守っていましたが、おあずけですね。美空は大人び過ぎてちょっと心配。先生がいなければ甘えられない気がします。ちなみに教師の態度によっては転校もありだと思います。普通は授業参観の後は人目が気になると思いますが··。お見合いも先生がいなければ最高の人ですね。いい人過ぎて本性が見えませんが。早く続きが読みたいです。2022/03/26
相田うえお
113
★★★★★21021【今日は心のおそうじ日和2 心を見せない小説家と自分がわからない私 (成田 名璃子さん)】(メインタイトルも長いげどサブタイトル長ぁ〜!)まさが第2弾が出るどは思っでもいませんでしだので、成田さんファンどしではほんど嬉しいごどです。「ナァァァァン」(鳴ぎ声ね。) コヨーテどいう名の黒猫ぢゃんも可愛らしぐで猫好ぎには堪りません。今回は、新たな女性が先生の家にやってきだが〜っでいうのをメインにしでお見合い,学校問題ど、やきもきしぢゃう話で気が気ではありませんでしだ。ざわつく〜でも面白がっだ2021/03/03
おしゃべりメガネ
108
前作を読んでから、3年のブランクを経ての続編。発売的には実際に間は1年で、ストーリー的にも1年後の話。前作で最初はギクシャク気味だった登場人物のバランスも今回は続編だけに最初っから、安定しております。'心を見せない小説家'の「先生」は前作とはうって変わってレベルで人間味にあふれています。主人公の家政婦「涼子」の娘「美空」もかなりしっかり者で、なんとなく肝心の「涼子」がちょっと浮いてしまってなくもないかなと。穏やかかつのんびりと暮らしていた矢先に突如訪れた謎の人物に事態は思わぬ方向に。この先はどうなるかな。2023/04/07
ツン
75
突然現れた女性。読み始めた瞬間から、なんかこのひと嫌い。。そして読めば読むほど嫌になる。。序盤は読むのが辛かったです。。ただ、回りの人はみんな主人公の人柄がわかってるんですよね。最後の方は安心して読めました。それにしても二人の気持ちも回りの人はみんなわかっているのにお互いだけがわかってない。。次巻が楽しみです。2021/03/01