出版社内容情報
すべての先住民族たちが誇りを取り戻すために
カナダ、アメリカから北欧、ブラジル、オーストラリアまで、植民地化された国での先住民たちの経験は驚くほど似ている。先住民たちは暴力的に土地から分離され、家族を分離され、個人を伝統的な生活様式から分離されてきた。その経験のすべてが、何世代にもわたって先住民の子供たちに永続的な影響を与え、若者の自殺率の増加などにつながっている。各地の先住民たちの歴史を振り返り、いまだに差別的な待遇を受け続ける先住民たちが、自らの尊厳を取り戻すために、何が行われてきたのか、また何が行われるべきかを提言する。すべての先住民族にとってより良い、より公平な世界を実現するための希望の書。
内容説明
カナダ、アメリカからノルウェー、ブラジル、オーストラリアまで、植民地化された国での先住民たちの経験は驚くほど似ている。先住民たちは暴力的に土地から分離され、家族を分離され、個人を伝統的な生活様式から分離してきた。その経験のすべてが、何世代にもわたって先住民の子供たちに永続的な影響を与え、若者の自殺率の増加につながっている。各地の先住民たちの歴史を振り返り、いまだに差別的な待遇を受け続ける先住民たちが、彼らの尊厳を取り戻すために、何が行われてきたのか、また何が行われてこなかったのかを分析する。すべての先住民にとってより良い、より公平な世界を実現するための希望の書。
目次
1章 私たちはずっとここにいる
2章 強欲のビック・ブラザー
3章 第三の空間
4章 「息を吹き返せ」
5章 私たちはどこにも行かない
著者等紹介
タラガ,タニヤ[タラガ,タニヤ] [Talaga,Tanya]
カナダのオンタリオ州、フォート・ウィリアム・ファースト・ネイションにルーツを持つオジブウェ族のジャーナリスト、作家。報道記者として二〇年以上の経歴を持つ。公益に資するジャーナリストに贈られるMichener賞に五回推薦。一作目Seven Fallen Feathers(House of Anansi Press,2017)‐邦訳『命を落とした七つの羽根:カナダ先住民とレイシズム、死、そして「真実」』(青土社、2021)は発表後ベストセラーとなり、2018年RBCテイラー賞など各賞を受賞。2017‐2018年に、功績あるジャーナリストに与えられるアトキンソン・フェロー(公共政策)に選ばれる。現在は、先住民族の物語に焦点を当てたプロダクション会社Makwa Creativeの社長兼CEOを務める。十代の子ども二人とトロントに暮らす
村上佳代[ムラカミカヨ]
英国ニューカッスル大学建築・都市計画・ランドスケープ学部にてPhD取得。現在は、カナダ・オンタリオ州ウォーフアイランドにて農村医療・環境学習、島のコミュニティ・公立学校と共同でIndigenous Land‐Based教育モデルの実践に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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jackbdc
よきし