出版社内容情報
「このライトノベルがすごい!2021」W1位獲得作、待望の最新第4弾!
内容説明
絶対無双たる十六名の修羅を争わせ、“本物の勇者”を決める六合上覧。凄惨な破壊をもたらした第二試合が終わり、次なるは、第三試合。柳の剣のソウジロウ及び移り気なオゾネズマ。一目で相手の殺し方を見出し、伝説すらただの事実へと堕する頂点の剣技を振るうソウジロウに対し、謎多きキメラのオゾネズマが用意していた“手”とは―。そして六合上覧の裏では、黄都、黒曜の瞳、オカフ自由都市など、各勢力の思惑が交差し複雑に絡み合っていく。全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者。“本物”を決める激闘は熱を帯びていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
50
《全員が最強、全員が英雄、一人だけが勇者》という煽り通り、英雄たちの削り合いが始まった。造り上げられた偽りの英雄ロクスレイ、彼は六合上覧運営側(一枚岩ではない)を代表する英雄。勝ち上がる出来試合のはずが、最強の一角“世界詞”のキアとの対戦に。イカサマすら通用しない状況でも、不屈の意志は本物だった、ボコボコだけども。同じく最強と目されていたオゾネズマとツーの秘密、最初に登場した英雄“剣豪”ソウジロウの辛勝と試合は予想外なまま動く。陰謀家エレアは人として死に、クゼは闇堕ちした。みな誰かの為に。2023/11/22
サケ太
21
今回も非常に面白い。強者たちの蠢動。密かに交わされる策謀。ソウジロウとオゾネズマ。ユノの数奇な運命。ロスクレイとキア。クゼとツー。クゼの目的。少女たちの目的。様々な出来事が交差する。救いはあるのか。2022/11/30
ハイちん
10
本物の勇者を決めるトーナメント、六合上覧。4巻では第三~第五試合が収められています。前巻までは私が応援した方が負けていたのですが、今回は私が応援していた方が勝つという現象が確認できました。この作品の優れているところは、ほとんどのキャラにも然るべき重み付けがなされていることです。もちろん名前のない噛ませやモブは出てくるし彼らはあっさり退場するのですが、名前を与えられたキャラに関しては強者も弱者も勝者も敗者も死者も輝いています。だれにでも輝く可能性があるゆえに先の展開が読めず、作品の魅力が高まっています。2021/02/18
スプリント
8
キャラの数が多いがそれぞれ個性と背景が際立っていて面白い。シリーズが完結したら一気読みをしてみたい。 魔王の正体が気になる。2024/01/05
クロノ
5
どの試合もすごかったんだけど、第四試合が一番すごかった。少し読む度本を閉じて、表紙を見て、作者は鬼だと思った(褒め言葉)。エクストリーム政治とエクストリーム修羅バトルでお腹いっぱい。次巻が楽しみでしょうがない。2021/09/21