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出版社内容情報
久住 四季[クズミ シキ]
著・文・その他
内容説明
都内で女性の連続殺人事件が発生。異様なことに死体の腹部は切り裂かれ、臓器が丸ごと欠損していた。捜査は難航。指揮を執る皆川管理官は、所轄の新人刑事・氷膳莉花に密命を下す。それはある青年の助言を得ること。阿良谷静―異名は怪物。犯罪心理学の若き准教授として教鞭を執る傍ら、数々の凶悪犯罪を計画。死刑判決を受けたいわくつきの人物だ。阿良谷の鋭い分析と莉花の大胆な行動力で、二人は不気味な犯人へと迫る。最後にたどり着く驚愕の真相とは?
著者等紹介
久住四季[クズミシキ]
島根県生まれ。電撃文庫より『トリックスターズ』でデビュー。『星読島に星は流れた』は『2016本格ミステリ・ベスト10』にランクインするなど高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大阪魂
59
桜ちゃに教えてもろた異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花シリーズ第1弾!内臓全部とられた女性死体が3人続けて見つかったって内藤さんのひなちゃんシリーズみたいなグロい事件でスタート。幼い頃両親を何者かに殺された所轄の刑事・莉花は旧知の皆川管理官の指示で連続殺人の謎解きのため、天才犯罪者で死刑宣告され医療刑務所に収監されてる阿良谷博士の知恵借りることに!ほんま単独行動しまくって無事生き残りまくるとか展開に無理ありまくりやん、って思たりするけど、まあでもこーゆー話好物やし次も楽しみ!久々に「羊たちの沈黙」読みたなった!2023/08/10
mihya
56
和製レクター博士の手を借りて猟奇的な連続殺人を追う氷膳莉花。グロさがあまりなかったのに拍子抜け。エンタメ的で、2時間ドラマを観ているかのようだったけど、それなりに楽しんだ。続編でもっと面白くなっていくかな。2023/11/05
坂城 弥生
56
タイトル通り猟奇殺人のお話。そして莉花の複雑な生い立ちや、犯罪に手を染めた犯罪心理学者が絡んできて面白かった。2022/01/11
のりすけ
51
感情のどこかが欠落している女刑事と天才心理学者が事件を追う。心理学者は犯罪者で収監されてはる。犠牲者から内臓を取り出すというえぐい事件なのに、そこまでヤバい感じがしないのは淡々としてるからか。「それは悪手ですよ?」な手法をついとってしまう莉花にハラハラ。グロとしては物足りないけど、サクサク面白く読みました。続編にゴーです。2023/02/04
GAKU
47
初読みの作家さん。『羊たちの沈黙』を軽〜く、軽〜くしたような作品。猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子シリーズにもチョッと作風が似ているかな。シリーズ3までまとめて図書館で借りてきたので、引き続きシリーズ2へ。2023/07/26