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出版社内容情報
はるか南の島国、青蘭国。霊媒師として生計を立てる少女・蓮華は生き別れの姉・桜花が国王との間に子を残して亡くなったことを知る。蓮華は姉の忘れ形見である王子を守るため、陰謀渦巻く後宮へ飛び込んで──。
内容説明
はるか南の島国、青蘭国。霊媒師として生計を立てる少女・蓮華は生き別れの姉・桜花が国王との間に子を残して亡くなったことを知る。蓮華は忘れ形見の王子を守るため、陰謀渦巻く後宮へ飛び込むことに。みがわりの王妃としてふるまう蓮華に、美貌の国王は冷酷な目を向ける。姉の想い人に半ば失望した蓮華だったが、そこには亡き姉への愛が隠れていることに気づき、蓮華自身も静かに王に惹かれていく…。姉の想いとともに、王母の策略が張り巡らされた後宮を生き抜け―陰謀の後宮ファンタジー!
著者等紹介
早見慎司[ハヤミシンジ]
旧名:早見裕司。道ばたでスカウトされてライターになり(実話)、『夏街道』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
59
新刊。中華風後宮モノかと思ったら、沖縄風でした!ユタである蓮華が、ある日離れ離れになった双子の姉・桜花産んだ国王の子の存在により急遽身代わり王妃になり後宮の渦に巻き込まれていく物語。蓮香や周囲のキャラのお陰で明るい雰囲気はありつつも、なかなか血みどろです。全然一巻で完結せず色々気になることだらけ!2020/11/22
ひぬ
20
国王との間に子を残して亡くなった双子の姉の身代わりの王妃として甥を守るため、急遽後宮へ入内する事になった霊媒師・蓮華。王宮の勢力争いに次々と巻き込まれる彼女ですが、霊媒師としての能力もあり、陰謀に立ち向かいます。琉球王国がベースの物語は読んだ覚えがないので舞台背景は新鮮でした。蓮華と国王の間の徐々に変わる関係性は良かったです。二人の関係は友人として終わった欲しいですが、そこは高望みかな…かなり中途半端に終わりましたが、続刊を読むかどうかは正直微妙なライン。2021/11/08
よっしー
15
図書館で見かけた1冊。個人的にはいまいち…というか、合わなかったなと。亡くなった姉の身代わりに陰謀渦巻く後宮に入った妹。設定としては面白いのですが、話の展開が微妙というかあまり引き込まれない感じでした。2021/07/20
悠
8
☆3.52024/08/27
yamakujira
6
南の島国、青蘭国を舞台にした、中華ファンタジーならぬ琉球ファンタジーかな。ひとりで暮らす少女、蓮華は、姉の桜花が王様と恋仲になり、王子を生んで死んだと知らされる。そして、王子を守ってほしいと乞われ、桜花を演じて後宮に入った蓮華に魔の手が忍びよる。まあ、設定はともかく、MW文庫だから甘く見るにしても、人物造形も事件描写もおそまつで、展開も雑に見えるし、失礼ながら文章力が足りないと思う。なにも解決しないままラストを迎えて、打ち切られた連載漫画みたいだと思ったのに、続巻も刊行されててびっくり。 (★★☆☆☆)2021/11/02