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出版社内容情報
告白以外は何をしてもOK? ヒロイン三すくみの恋愛バトル勃発!
内容説明
ヒロインレース物のラブコメで一発当てた高校生漫画家、薬師錬太郎。ところが最終回の結末が読者間で炎上しトラウマを抱えることに。新作で汚名返上を試みようとするが、担当編集の巡川萌絵にはなぜか「彼女を作れば連載していい」という条件を付けられてしまう。同級生で漫画家の茶菓上むつきと、漫研後輩の都喜村しおりにも相談するが、じつは錬太郎が好きだった二人は恋人に立候補!さらに担当編集・萌絵の錬太郎に対する好意まで発覚!?錬太郎大好き同士の3人は協議の末、錬太郎から告白されない限りは自分から好意を伝えない協定、告白禁止条約を結ぶが…。告白は禁止。だけど告白以外はなにをしてもOK??でも、―ヒロインレースはもうやめませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
20
高校生にして人気漫画家になったけど、最終回の終わり方で炎上してしまった主人公を巡るラブコメ。三人のヒロインが主人公を巡って戦うのは面白く読めましたが、主人公の漫画等に対する真っ直ぐな信念が気持ち良くて良かったです。2020/12/15
のれん
17
主人公が良い。 情熱的だから突っ走り、真剣だから悩み、真面目だから真摯に対応する。 学生だから視野狭窄であると見られることを自覚し、それでも訴えることを止めない。よくあるキャラではあるのだけど、多角的に良い点が挙げられるのが響いたのかも。そしてそれぞれの良い点に惚れることでヒロインの差別化を図っている所もGOOD。 作中作のようにヒロインをぼかぼか増やすのなら、この方式も難しくなるのだろう。それでも一途なヒロインたちが睨み合い、牽制し合い、仲良くする描写はラブコメの人気の所以だと改めて感じた。2020/12/13
げんごろう
16
“告白以外は何をしてもOK” 漫画家と三人のヒロインが送るハイテンションラブコメ。 色仕掛け、職権乱用上等、なりふり構わず暴走する乙女達に圧倒されました。 大変テンポも良く勢いを感じさせられる一冊ですね。 頭を空っぽにして楽しむことができました。 2020/12/21
豚汁三昧
14
いやぁ、良い作品でした。 まず、各々のアプローチが可愛すぎる。 地味に汚い手を使ってきたり、自らのアシスタントにして魅力をそこはかとなくアピールしてみたり。 所々で垣間見える弱点のギャップなども加味すると、結局3人みんなが可愛く見えてしまい、読者として推しを決められなくなっていくので、ヒロインレースものとしては間違い無く満点出来。 次に、既に攻略済みであるからこそのテンポの良さも評価ポイント。 最近の漫画の潮流にも乗った設定もリアルで面白かった。 私は作中の「増井さん増殖中!」が読みたくなりましたが…ww2020/12/13
真白優樹
14
ヒロインレースものの漫画で一発当てるも、最終回が炎上しトラウマを抱えた少年を巡り、三人のヒロインが自分からの告白禁止の恋のさや当てを繰り広げる物語。―――丁々発止、四苦八苦。全ては告白を引き出す為に。三人の魅力的なヒロインがそれぞれの立場を生かしアプローチを仕掛ける。その様子がコメディタッチに、ポップに描かれている物語であり明るく楽しく元気よく。そんなテンポの良いラブコメであり肩の力を抜いて読める物語である。始まったばかりの戦争の勝者は誰となるのか。次は誰が仕掛けていくのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/12/12