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内容説明
「花火の下、俺は黒猫に告白する」高校3年の6月。ゲーム研究会の部長から夏休みの取材合宿を提案された俺たち。最初は参加するつもりのなかった黒猫だが、父や妹からの後押しを受け参加を決める。合宿が始まると、俺は黒猫と一緒に、新幹線の中で赤城兄妹と歓談したり、フェリーの甲板で夕陽を眺めたり、露天風呂に入ったり、肝試しをしたり、花火をしたり。自然たっぷりの離島で、最高の夏休みを過ごす。そんな日々の中、俺たちは槇島悠と名乗る少女と出会う。占いやオカルトに精通する悠は、黒猫と意気投合し、島に伝わる“天女伝承”の取材に同行を申し出る。そこで俺たちは、不思議な体験をする。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
73
黒猫ifきましたねぇ。京介的に桐乃以外には一番しっくり来るもんなぁ。自分的にはあやせ推しですけど(笑) 冒頭からファンタジー要素バッチリなのも黒猫ifだからこそできたストーリーで好印象です。ホントこの企画をやってくれている電撃文庫さんには感謝しかないです。残り2巻しかないみたいなので思い出を噛み締めながら読みたいと思ってます。まずは下巻を読んでルートを終わらせなければ(笑)2022/04/29
よっち
40
高校3年の6月。ゲーム研究会の部長から夏休みの取材合宿を提案された京介たち。最初は参加するつもりのなかった黒猫が父や妹からの後押しを受け参加を決める黒猫ifルート。桐乃が留学で不在の中、ゲーム研究会の面々+赤城兄と向かった夏休み取材合宿。そこで出会った不思議な少女・槇島悠。どこか不安定な二人の関係は繊細だなと感じましたけど、生温かい感じに見守る周囲や悠との絡みもあって、オチも含めてエピソードとしていい感じにまとめ上げていたと思えました。それだけに下巻でここからどう展開するのか気になるところではあります。 2020/11/07
ゆなほし
38
ゲーム研究会の合宿で訪れた離島で、俺と黒猫は槙島悠と名乗る少女と出会う…。本編から外れた黒猫ifストーリー。まず表紙の黒猫が圧倒的に可愛い。内容は離島でのひと夏の恋を描くベタなものだが、本編を思い出し、こんな未来もあったのかなぁと感慨深くなる。不思議な少女の正体は割と分かりやすいが、可愛いので良し。桐乃がほとんど出てこないのが寂しいが、黒猫ifなので仕方ない。この上巻のみで綺麗にまとまっているようだが、下巻では桐乃や沙織がたくさん活躍するようなので、そちらも楽しみだ。2021/05/08
まるぼろ
35
表題通りの黒猫if、前二巻のあやせルートに続いての黒猫ルート上巻です。夏休みのゲー研合宿旅行中に京介と黒猫…瑠璃は不思議な少女と出会い…というお話です。ifで一番待ち望んでいたルートだっただけに嬉しかったし面白かったです。エピローグでも判明しますが「遥」については「りー姉」含めて割と正体が丸わかりだったのでかなり落ち着いて読んでいましたが、それでも京介と瑠璃が人生相談している時はしっかり親子の会話だったなと思いながら読んでいました。そして珠希ちゃんの中ではすっかり黒歴史となっていましたか、二代目…w →2020/09/14
星野流人
29
あったかもしれない俺妹の黒猫ルート編。夏休み、ゲーム研究会の夏合宿を舞台に京介と黒猫、そして島で出会った謎の女の子との交流が描かれます。 メインヒロインの黒猫が可愛いのはもはや当然として、今回の見どころは俺妹にしては珍しい「すこし不思議な物語」、でしょうか。夏合宿という非日常の中で、普通ではありえない不思議な出来事に巻き込まれる……というのはなかなか魅力的なストーリーでした。上巻ですが、この1冊でめちゃくちゃ黒猫編としてまとまってて満足度高いです。あと久しぶりに見た瀬菜ちゃんもいろいろ全開でよかったです2020/09/22