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出版社内容情報
「君には才能がある、一流の泥棒になってみないかい?」
謎多き美貌の青年、嵐崎の驚くべき勧誘。なんと生き別れの父が大怪盗であり、自分はその後継者だというのだ。
かくして平凡な大学生だった因幡の人生は大きく変わっていく。嵐崎の標的は政界の大物。そして因幡の父をはめた男。そんな相手に、嵐崎は不可能に近い盗みを仕掛けようとしていた──。
スリルと興奮の大仕事の結末は!? 華麗なる盗みのトリックに、貴方はきっと騙される! 痛快、怪盗ミステリ。
内容説明
「君には才能がある、一流の泥棒になってみないかい?」謎多き美貌の青年、嵐崎の驚くべき勧誘。なんと生き別れの父が大怪盗であり、自分はその後継者だというのだ。かくして平凡な大学生だった因幡の人生は大きく変わっていく。嵐崎の標的は政界の大物。そして因幡の父をはめた男。そんな相手に、嵐崎は不可能に近い盗みを仕掛けようとしていた―。スリルと興奮の大仕事の結末は!?華麗なる盗みのトリックに、貴方はきっと騙される!痛快、怪盗ミステリ。
著者等紹介
久住四季[クズミシキ]
島根県生まれ。電撃文庫より『トリックスターズ』でデビュー。『星読島に星は流れた』は米澤穂信に称賛され、『2016本格ミステリ・ベスト10』の10位にランクインするなど高い評価を得る。現在注目される若手ミステリ作家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
83
平凡な大学生・因幡が泥棒に勧誘され、仲間たちと組んでミッションを仕掛ける。あとがきに書いてあるように「怪盗チームもの」で、ジャンルの定番を押さえた展開が嬉しい。難攻不落のセキュリティを突破するため、癖のあるメンバーが集まってくるとか、気分が乗る。狙う標的が狡猾な大物政治家ってのも、巨悪に挑む感じがして良い。人が死んだり暴力的な場面が無いのもスマートだね。正直、展開が強引に感じる部分もなくはない。が、後半の作戦決行してからのスリル、二転三転する仕掛けはなかなかで、楽しかった。文庫一冊でコンパクトに、面白い。2021/08/22
coco夏ko10角
20
大学生の因幡は生き別れの父が大怪盗だったと知り…。よく信じて嵐崎と組むのを決意したなぁ。能力についてもうまくいきすぎのような。でも後半開始してからのバタバタは面白い。これでチームになった、って感じだから続編があってもよさそう。2022/06/03
二分五厘
19
「それを私たちの手で盗み出すのさ」柏手因幡の平凡な大学生活を一変させる一言。失踪した父親の正体と、その死に関わった大物政治家への復讐を持ちかけてきた美青年・嵐崎の勧誘。ミッションは最先端のセキュリティを誇る高層ホテル最上階のエグゼクティブフロアへの侵入と、"不正の証拠"奪取。癖の強い仲間と強大な敵、綿密な計画に宣戦布告、◯◯によるピンチ、更には敵の計略が……。え?侵入思いっきり力業って(^。^;)ナンダカナァ…と思ったらしっかり裏がありました。今回は顔見せ回かな。2022/10/29
カナリア
18
作者のあとがきにもあったが、オーシャンズシリーズのようなストーリー。最後まで読まないと、このトリックが分からない。2020/04/19
o.c.beats
17
平凡な大学生があるきっかけで怪盗チームの一員となり。 政界の大物の闇に向かい対決する物語。 展開はスピーディーでわかり易い感じ。 ちょっと物事がスマートに行き過ぎな感じもしましたな。 チームはどの面々もクセのあるメンバーだけど、人間味ある人達でもあり。 怪盗という題名だけど、さわやかに読めた作品でした。 2020/10/21
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