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出版社内容情報
同盟軍本隊の敗北により、ファヴェール王国軍は泥沼の戦争に突入した。
なんとか打開策を見つけようとする女王ソアラと宰相ナオキの二人だったが、武勇と知略に長けた、過去最高の強敵たちがその行く手を阻む。
不利に不運が重なって、
そして、ついにその時は訪れた。
――宰相ナオキ、凶弾に倒れる。
過去最大級のピンチを前に、女王ソアラの決断は……? そしてファヴェール王国の未来は……!?
異世界数学ファンタジー戦記、急展開のシリーズ第5弾!
内容説明
同盟軍本隊の敗北により、ファヴェール王国軍は泥沼の戦争に突入した。なんとか打開策を見つけようとする、女王ソアラと宰相ナオキの二人だったが、武勇と知略に長けた、過去最高の強敵たちがその行く手を阻む。不利に不運が重なって、そして、ついにその時は訪れた。―宰相ナオキ、凶弾に倒れる。過去最大級のピンチを前に、女王ソアラの決断は…?そしてファヴェール王国の未来は…!?異世界数学ファンタジー戦記、急展開のシリーズ第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっきゅー
33
作品屈指の激戦で、ページ数も400ページ超の激厚。前巻に続き共和国との戦争でついに最強騎馬軍団と英雄ヴァツワフ参戦。また、帝国軍を率いるグラフディール公爵が、ナオキ宰相顔負けの大戦略を繰り出し二正面作戦を強いられる展開に。もはや数学で乗り切れるレベルを軽く越えてるが、実力の均衡したもの同士の戦いは、やはり面白いな。数学と言えば、生死をさまようナオキが残した遺書に書かれた「マルコフ連鎖」が、幸せの方程式になっていたのは興味深い。なるほど。2020/03/13
トンちゃん
32
何だかんだ追っかけてしまってる作品。本作でとうとう主人公が窮地に追いやられる!?って、毎回窮地に追いやられてるんですけどね笑 今回はミリタリーの力ではなく総合判断的な側面で勝った(というより、負けることで勝った!)のは面白かった。 敵将にナオキ以上の軍師がついただけでボロボロに。こんなに弱かったっけ?と思えるほどに追い詰められましたね笑 久々の戦争ストーリーは悪くなかったかな。 私の識字力の問題か、毎回非常に読みにくい日本語をどうにかして欲しいと思う今日この頃。 日本語として意味をとりかねるのは如何かと。2020/05/12
まっさん
31
★★★★ 個人的にシリーズ中一番面白かった今巻。今までの話と比べて戦記物色がかなり強めで終始戦争シーンが続くが、これまでと比べてピンチの連続ということもあってだれることなく最後まで読み進める事が出来た。ただ、正直戦争に数学要素を組み込むことがあまり出来ていないように感じられ、そういった意味では少しネタ切れ気味なのかなとも感じられた。最後は綺麗に纏められたが、今作はここで完結なのかな?個人的にまだ読んでいきたいシリーズなので、続刊されることを願っている。2020/05/23
中性色
28
ラムダ計算。ボリュームとしても大容量で、正直前後巻にわけてもちょうどいいぐらいの内容になってる。今回は若年代と英雄との対決が交互にやってくるので、視線がちょっと散らばるかな。話としても一区切りついてるしボリュームも出してるからここで終わりとかもありえるのだろうか。しかし、一方でおっぱいは液体であるとかいうパワーワードが見れるのもこの作品らしいが2020/03/18
まるぼろ
27
さて今巻は共和国とマイセンブルグの其々の名将に、共和国へ侵攻中のファヴェール王国軍が同時に攻め込まれるお話、そして宰相ナオキが敵の銃弾に倒れ…と言うお話です。今巻もとても良かったですが、今までで一番厳しい戦いだった巻の様に思えました。何より同盟と謳っておきながら同盟の体をなしてないのが痛い…。それでもってナオキが銃弾に倒れてソアラがあんな表情になったものだからどうなるのと思いきや、何とかナオキ復活で良かったです。ですが、そこから休戦までこぎ着けた所で最後に…。→2020/03/16