- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
忘れられない高校生活も終わり、咲太たちは大学生に。新しくも穏やかな日々を過ごしていた、そんな秋口のある日―。「さっきの本当に卯月だった?」アイドルグループ『スイートバレット』のリーダー・卯月の様子がなんだかおかしい。いつも天然なあの卯月が、周りの空気を読んでいる…?違和感を覚える咲太をよそに、他の学生たちは誰も彼女の変化に気づかない。これは未知なる思春期症候群との遭遇か、それとも―?新しい場所、新しい人との出会いの中で、咲太たちの思春期はまだ終わらない。新たな物語の始まりを告げる、待望のシリーズ第10弾。
著者等紹介
鴨志田一[カモシダハジメ]
1978年4月11日生。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
93
『青ブタ』シリーズ第10弾【大学生編】📚️今回はスイートバレットの広川卯月ちゃんのお話しです(*^^*)大学生になって思春期症候群は過去のものになったかと安心していた咲太だが…お馴染みのメンバーに加えて自称友達候補の美東美織も登場して、これから面白くなりそうな予感o(*゚∀゚*)o今回は大学生編のプロローグみたいな感じでした。(*^.^*)2020/05/17
むっきゅー
70
大学生編スタート。金沢八景にある横浜市立大学に進学した咲太、麻衣さん、のどか、卯月(今巻のヒロイン)。講義で知り合ったあらたな友人との関係や、後輩ちゃんと妹の現状など、1年半後の物語開始の導入部のような巻でした。そして、新たな思春期症候群に罹患したのは卯月。そして、高校生編での「牧之原翔子」のように、大学生編でのキーパーソンになるであろう「霧島透子」の正体に謎を残し、次巻に続く。横浜駅周辺や金沢八景、京急に東海道線とボクの生活圏に一致するため、景色が無駄にリアルにイメージできてしまった...。2020/02/20
よっち
59
大学生になった咲太たちが新しくも穏やかな日々を過ごしていた秋口のある日、いつも天然なあの卯月が周りの空気を読んでいる姿に違和感を覚える第十弾。舞台が大学生に移っても麻衣さんと付き合っている有名人で、それでも何だかんだで上手くやっているんですね。新キャラも登場して相変わらず咲太の周囲は可愛いヒロインだらけですが、悩めるヒロインに寄り添い解決していく姿はもはやベテランの域で安心して読めました(苦笑)ただ新キャラも少しだけ謎めいていて、そして最後に物語のカギを握りそうな人物も出てきて、続巻早く出て欲しいですね。2020/02/07
まるぼろ
45
さて今巻から大学生編スタート。天然な性格をしていた卯月が急に空気を読む言動を仕出している事に気付いたのどかと咲太は思春期早発症を疑うが…と言うお話です。果たしてこれが思春期早発症だったのかどうかは判然としませんでしたが、卯月が一回り大きく成長したと言うお話として面白かったなと思いました。武道館の事や自身がどう見られている事とかに気付いた卯月が現実を前に色々と悩んで、それでもきちんと答えを出したと言うのはとても素晴らしかったと思いました。そしてラスト、いよいよ霧島透子登場で…、次巻も楽しみです。2020/02/12
わたー
44
★★★★★積読消化。大学生編のスタート。今回はスイートバレットの不動のセンター卯月にまつわる思春期症候群。前回出てきた小学生の麻衣さん関連の話が来ると思っていたが、真打ちは後から登場するのかな?卯月編とは言いつつ、ヒロインたちの近況と、ヒロイン候補になりそうな娘たちの紹介にも紙面が割かれていたのも、これまでとこれからの両方が窺えて、自分的にポイント高い。以前の世界線では登場していなかった霧島透子も登場して、第二部の盛り上がりが益々期待できる。2020/08/23