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内容説明
上位指揮官機“無慈悲な女王”。それは対レギオン戦争で守勢に立つ人類に与えられた“銀の弾丸”。『第86独立機動打撃群』の活躍で“彼女”の確保に成功した連邦・連合王国は、轡を並べる第三国「ヴァルト盟約同盟」にて、その解析と「尋問」を開始する。一方、大戦果を上げた者たちにも報奨が授与された。特別休暇。鉄と血にまみれた日々を、僅かひととき遙か遠くに置き、シンとレーナはじめ皆はそれぞれに羽を伸ばす。が、同時に“その二人以外のほぼ全員”はある思いを共にしていた。それは。“お前らいい加減、さっさとくっつけよ”もう一つの戦線がついに動く(!?)Ep.7!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
59
シンたちの活躍でゼレーネ確保に成功した連邦・連合王国は、ヴァルト盟約同盟でその解析と尋問を開始。大戦果を上げた彼らには特別休暇が与えられ、もう一つの戦線がついに動く第七弾。今回はゼレーネ尋問と並行しての著者宣言のライト回ですよ...ライト回?初々しい自覚してないレーナとのやりとりが青春していて、悶たくなるくらい眩しかったですが、一転ふとしたことから迷走してゆくレーナに彼女たちは一言物申したくもなりますよね…(遠い目)かなり遠回りしながらもついにやってくれた結末でしたが、道のりはまだまだ遠そうですね(苦笑)2019/09/10
むっきゅー
51
まるまる一冊、レーナとシンの告白ですね。連戦の疲れを癒すため、軍の配慮により、かつての皇帝の別荘(温泉)で休暇を楽しむ86の面々。そこで、みんなのお膳立てにより二人をくっつけるため、ラブがコメった展開で盛り上げる。今巻は、レーナの心情描写がこと細かく描かれ、シン達を虐げた母国の差別政策への負い目、シンと仲良くする同僚達、特に女性陣への嫉妬。とにかく独占欲の裏返しで一人取り残されることへの寂しさなど、乙女チックなお話でした。結局一回も戦わず、終始ラブコメしていたお二人でした。2019/09/22
かんけー
42
読了♪待ちに待ったライト回(^.^)いやぁ~♪良い感じにお風呂シーンやら(水着だけども^_^;)w舞踏会イベントやら?シンとレーナを取り巻く男女の呆れと軽度のイラっと感がw最高潮に盛り上った注目回で有ったと断言出来る♪冒頭のお風呂水着イベントからして?作者としらびさんの入れ込み様が読んでるこっちにも厚い熱気として伝わって!フレデリカは年少さんで?仕方ないけどね~(^_^;)カラー口繪を視るに女性陣結構グラマーさん揃い♪なのねぇ~♪小さなコマで沈黙する男性陣の対比が可笑しい♪そして、表紙に眼を向ければ‼→2019/09/26
如水
34
いや~ダマサレタ!!良い意味ですよ👍前巻後書きで「デレ巻です」見たいな事書いてたので軽く考えていたし、表紙の絵やら背表紙の内容やら見ていると前回(EP4)のデレ巻を思い出して少し気が滅入ってたのですが・・・いや、デレ巻でしたよ。戦闘も冒頭のちょっとだけだったし。最初と最後は確かにデレでしたが、途中は🤫さらっと重要な事ぶっこんで来ますね、作者。これ明らかにEP4よりもデレじゃない!!結構重要パートな86らしき内容でした。大変満足です🤩2020/04/02
レリナ
33
戦闘なしのライト回。無慈悲な女王から語られたもう一つの存在。おそらくはラスボス的立ち位置の敵。レギオンとの戦いが終局に向かうのか、気になるところ。今回は普段戦闘では見られない人達の日常の姿を堪能できてよかった。レーナがまだ葛藤に苦しむところがあるので、解消していってほしい。シンとレーナ、すれ違うことは幾度となくあったが、今回最高のエンディングにふさわしいと言えるほどのシーンを見れたので、よかった。戦闘シーンなしでも十分面白く、最後まで楽しめた。レギオンとの戦いに終止符を。次巻に期待。2019/09/26