- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
『―パンがなければケーキを食べればいいじゃない』「わたしはそんなこと言ってない!」「…そうなの?」世界中の偉人や魔獣、アイテムが集まる魔法都市。封印から目覚めたマリー・アントワネットは自身の汚名返上を誓う。「いいだろう。ならば雪城千隼よ、我が臣下となって共にワガママ姫の汚名を返上するのだ!」「イヤだよ」「なぜだ!」「決まってんだろ。仲間はバカばっかだし…電気も食い物もない、このド貧乏の方が問題だからだよ!」前途多難なドタバタ汚名返上コメディ開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
11
数々のアーティファクトを管理する魔法機関が爆発しアーティファクトが解き放たれる中、貧乏学生な少年が復活した王妃、マリーアントワネットと出会い始まる物語。―――目指せ快適な住環境、その為に戦うは強力な遺物。 復活した王妃を始めとして貧乏だけど心が真っ直ぐな奴等がアーティファクト達を相手に七転八倒を繰り広げる物語であり、始終ドタバタなままに突き進む事もあり、何も考えずに楽しめる物語である。まだまだ続く回収生活。果たしてこの愉快な仲間達と共に全ての遺物を改修する事は出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/09/13
MERLI
6
一体、自分は何を読んでいるのだろう…?そういう疑問を浮かべながら読了しました。冒頭部分から雲行きが怪しかった、大きな説明も無いまま物語が進んでいく、登場人物たちはだんだんと貧困に苦しみ痛ましい姿となっていく。最後は逆転して大勝ちENDだったが、ギャグなのかバカなのかそういう演出が面白くないと思いました。2021/03/29
TERU
4
過去の偉人や伝説のアイテム、魔獣などは、一括りにアーティファクトとして、封印されまとめて保管されている世界。だが、それらのアーティファクトがある時世界中に飛び散った。そんなアーティファクトを回収する機関員の主人公千隼は、封印から目覚めたマリー・アントワネットと出会う事になるのだが・・・ ドタバタコメディ、ノリと勢いを大事にしている作品です。メインの登場人物が愛すべきクズばかりで、軽快なやりとりがとても楽しいです。特に金が無さすぎてパン屋を襲撃しようとする件は大好きです。2020/10/06
リク@ぼっち党員
4
偉人や遺物が復活することで混乱が生じる魔法都市。そこで出会ったマリー・アントワネット。ワガママ姫として作家に書き立てられたマリー・アントワネットの汚名返上のため、面白おかしく書き立てる。…人とはなんと業の深い生き物なのだ。完全にコメディ作品なので気楽に読めるのはいい点なのだが、内容が薄味だったかなぁ。マリーであった意味があまりないし。というかマリーって『パンがなければ〜』以外に何も知らないので、そこの辺の人物像から始めて、マリーを選んだ理由を描いていればよかったと思う。2020/09/21
T
4
世界中の偉人や魔獣、アイテムが集まる魔法都市。アーティファクトと呼ばれるそれらを回収する機関員・雪城千隼は、封印から目覚めたマリー・アントワネットと出会う。千隼から自身の逸話を聞いた彼女は自身の汚名返上を誓う。愉快なメンバーのドタバタ汚名返上コメディ開幕。個性豊かな登場人物たちの会話劇や生活のためにあらゆる手段でアーティファクトを回収しようとする流れは読んでいて楽しかったです。果たしてマリーは汚名返上を果たせるのか。彼らの今後の活躍が楽しみです。2020/09/20