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出版社内容情報
グリペン、イーグル、ファントムそれぞれの前日譚から健気で人気なベルクト×ロシアンアニマ三人衆の交流、謎めいたアニマ、レイピアをめぐる事件と、バラエティ豊かなエピソード満載の美少女×戦闘機ストーリー!
内容説明
米国で新たなドーター適合機が発見された!調整のため小松にやって来ると聞き、妹ができると期待に胸を躍らせるグリペン。しかし、覚醒前で眠りについたままのそのアニマの少女、XF‐108‐ANM、レイピアを巡り、慧たちは不可思議な事態に巻き込まれてゆき…?その他、グリペン、イーグル、ファントムそれぞれの前日譚に、健気で人気なベルクトとロシアンアニマ三人衆の交流も収録。癖の強い先輩アニマに困惑するベルクトは、果たして任務を達成できるのか!?バラエティ豊かなエピソード満載でお贈りする、美少女×戦闘機ストーリー最終章!
著者等紹介
夏海公司[ナツミコウジ]
兵庫県出身。2007年『葉桜が来た夏』で電撃小説大賞に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
米国で新たなドーター適合機が発見されて、調整のため小松にやって来たアニマの少女・レイピア。覚醒前で眠りについたままの彼女を巡り慧たちは不可思議な事態に巻き込まれてゆく連作短編集。レイピアを巡るエピソードは戦略空軍構想の話も絡んできたりでなかなか興味深かったですし、それぞれのマニアのキャラが活きる前日譚や、ロシアのマニア三人衆に溶け込もうとするベルクトの話もなかなか良かったですね。巻末に50ページほど著者新作の試し読みも付いてましたけど、これでもうこの物語も終わりなんだなとしんみりとした気持ちになりました。2019/07/16
まるぼろ
21
文字通りの最終巻、米国経由でドーター適合を果たしたアニマ、XF-108ANMレイピアの不思議な話やグリペン、ファントム、イーグルにベルクトなどのサイドエピソードなどで構成された巻です。本編にはさほど絡まないものの最終巻らしく楽しめなエピソードが多くて面白かったです。レイピアの話はカーチス・ルメイが狂喜乱舞しそうだなとか思いながら読んでたら八代通さんがズバリそう言っていて可笑しくなりました…w 後は個人的にはファントムの曲芸飛行の話とか好きでした。→2019/08/04
活字スキー
21
実戦投入されることのなかった冷戦時代の幻。マッハ3クラスのゲテモノ戦略機とか、ボンクラロマンとしては面白いんだけどね……。雑誌掲載されていた番外編と、書き下ろしが一本。アニマ目線の話が多くファンには嬉しい内容だが、いわゆる後日談やifな展開は無し。シリーズを通して、本格SFミリタリと女の子いっぱいキャッキャウフフラノベのバランスに苦労されたのではないかなあ。新作のお試し版が収録されているのは新しい試みだな。個人的にはあまりピンとくるものはなかったけど。2019/06/17
のれん
16
本作最初で最後の短編集。というより特典の掌編に近い短編から認識改変SF長編まで幅広く詰め込んでる異色作。 ファントムやベルクトといった脇キャラたちの視点も加えたりと面白い部分はあれど、もうちょっとエピローグや過去編の充実に手を加えて欲しかった。 ただそれも読者のワガママ。作者の満足感に勝るものはなくグリペンたちは前巻までで書ききったということか。 シリーズとして特に言うことはないが、作者の来月からの新シリーズの試し読みが入っているのはある意味一番驚いた。編集の指示かどうかは不明だが中々商売上手だ(笑)2019/06/10
ソラ
12
短編集は面白かったけどやっぱあの終わり方だと広がりようがないもんな…。2019/06/09