内容説明
本書は、歴史を動かしたあの人物たちが、どんな「引き際」「最後の瞬間」をむかえたのか、その知られざる「その後」を解き明かした。
目次
第1章 歴史に名を残すあの人の「壮絶な」幕引き(徳川慶喜―徳川幕府最後の将軍の知られざる「その後」;大隈重信―斎場で沿道で、一八〇万人の国民に見送られた政治家 ほか)
第2章 歴史を面白くしたあの人の「静かな」幕引き(間宮林蔵―海峡の発見、告発者、幕府の隠密そして…;徳川秀忠―時代が要求した二代将軍の華麗な幕引き ほか)
第3章 運命に翻弄されたあの人の「波瀾万丈な」幕引き(徳川忠長―母に溺愛された三男坊が失ったものとは;天草四郎―少年の素顔を誰も知らなかったという意外な事実 ほか)
第4章 歴史の名脇役だったあの人の「知られざる」幕引き(紀貫之―七六歳でやっと昇進した平安の代表歌人;藤原不比等―絶頂期の最中に死した彼がやり残したこと ほか)
第5章 世間をあっといわせたあの人の「意外な」幕引き(徳川宗春―二五年の幽閉の後、死しても許されなかった藩主;平賀源内―江戸の才人の獄中死にまつわる様々な謎 ほか)